週刊SCP財団【第1週】
週刊SCP財団【第1週】
今週は本家(財団本部)の殿堂入りSCPオブジェクトの紹介。世界が選んだSCPオブジェクトとはどのようなものなのか…
目次
SCP-055: 正体不明
私にはアレがどんなものかわかりません。でも間違いなくありました。アレは何かこう、覚えていられないもので、とりあえず球の形はしていませんでした。
オブジェクトクラス: Keter
よくわかんない系オブジェクトです。反ミーム*1の代表格といってもいいほど有名なSCPオブジェクト。これをいつ、だれが、どうやって回収したのか?外見は?誰の権限で収容室を建設したのか?それは誰にも分らない。
とりあえずいえるのは、アレは球の形はしてないことだな。
それと、文書#055-2を見るのをおすすめします。なぜなら……あれ、なんでだっけ?
SCP-076: ”アベル”
お願いします、上が隠す彼の存在、彼がしたこと。我々がしたこと。我々の過ちは皆が知るべきことです。
オブジェクトクラス: Keter
黒い変成岩(-1)とその中に入っている20代後半の痩せたセム人男性の見た目をしている人型実体(-2)です。-2は凶暴で、生きている間は大量殺人犯と化します。やばくね?
-2は身体能力が高く、さらに多分魔術的なこともできます。例えば以下の事が出来る。
- 鉄の棒で拳銃やアサルトライフルの弾をはたき落とす。
- 酸素がなくても1時間以上生きる
- どこからともなくブレード状の武器を実体化させる。多分別次元から持ってきてる。
うん。収容無理だわ。(諦め)
-2は死ぬと、塵になる。で。-1の棺が勢いよく閉まって鍵が閉まる。で、-2は6時間から25年かけて再生するって。もう二度と復活するな…
SCP-087: 吹き抜けた階段
音声記録によると最初のプラットフォームから約200m下から駄々をこねる子供の泣き声の様な音が確認されています。
オブジェクトクラス: Euclid
明かりのない回り階段です。多分終わりがありません。なんか途中で子供の泣き声が聞こえるけどどんなに下に行っても声にはたどり着けない。一緒に下がるな…?
さらに、まあまあ下に行くとなんかヤバイやつが現れます(-1)。ちなみに、ストーカー気質あり。…うん、そうなると思った。そんな-1はこんな感じ。
それと、探査記録は見ましょう。文書087(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)です。
SCP-093: 紅海の円盤
この世界はすべて同じだと考えている、だけど俺が見る限りSCP-093の世界は1954年で終わっている。
オブジェクトクラス: Euclid
主に赤色の直径7.62cmの円盤です。円形の彫刻および未知のシンボルが0.5cmの深さで全体に彫り込まれている。鏡が近くにないと、めっちゃ転がって鏡のところまで行く。執着心やばそう。…え?鏡の上にSCP-093を置くと別世界に入れるって?パラレルワールドじゃないですか…
詳しくは実験記録を見るんだ。
SCP-173: 彫刻
コンクリートと鉄筋の材質でクライロン製スプレーを吹き付けられたかのような見た目をしています。SCP-173は生きており、とても敵対的です。
オブジェクトクラス: Euclid
彫刻です。コンクリートと鉄筋で構成されており、クライロン社製のスプレーを吹き付けられた痕跡がある。彫刻なのに生きてるらしい。つまりどういうことだってばよ…
敵対的で、目を離したら首を折ってくる。痛い。……「目を離したら」って瞬きもアウトだからね?(鬼畜仕様)
SCP-231: 特別職員要件
最後に、我々財団の仕事は極めて不愉快な内容が多いです。しかし、犠牲を払って実行する価値は十分あります。
オブジェクトクラス: Keter
画像差し止め。人間の女性です。それも妊婦。7人いたが、6人は死亡。カルト集団が確保していたのだが、警察に見つかり妊婦が解放された。…だが、これがアダになり、妊婦が何かを産んだ。うん。検閲されるような”何か”を産んだ。まあやばいよね。
で、保護していたカルト集団が残した文献がもとになって処置110-モントークが制定された。…え?処置110-モントークがなにかって?『 とても悲惨であり、それゆえにDクラス職員のみが実施することを認可されています 』とO5が申し述べているくらいヤバイ処置だ。相当なものなのだろう。
SCP-239: ちいさな魔女
どんな状況であろうと絶対に対象を目覚めさせるようなことはあってはなりません。対象を目覚めさせようと試みた職員は何者であろうと即座に処分されます。
オブジェクトクラス: Keter
見た目8歳で髪が肩くらいまである金髪少女。これまでに発見されていない形態の放射能を有していて、低濃度では無害だが、より高い濃度では物質を素粒子レベルまで分解するらしい。怖くね…?
さらには実行する意志を表現しさえすればなんでも行うことができる能力…つまり現実改変能力を持っている。今は、医療的手段で誘発した昏睡状態に置かれている。彼女が眠りにおち、その力が不活性化しているなら収容は簡単そうだけどね。なんというか…冷酷な財団感が…
最後に
今週まとめた殿堂入りSCPオブジェクトはめちゃくちゃ人気なので知っていた人もいたかもしれませんね。
来週は今回紹介できなかった残りの本家殿堂入りを紹介していきます!
ではお楽しみに!
引用元リンク
SCP財団へのリンクです。
SCP-055: 正体不明
SCP-076: ”アベル”
SCP-087: 吹き抜けた階段
SCP-093: 紅海の円盤
SCP-173: 彫刻
SCP-231: 特別職員要件
SCP-239: 小さな魔女
ありがとうございました。
SCP-173について(絶対に読んでください)
SCP-173に使われている写真は加藤泉氏の作品”無題 2004"を撮影したもので、その写真はKeisuke Yamamoto氏によって撮影されたものです。これらに関する全ての権利は各著者の方々が有していることを忘れてはいけません。そして、これらを商用利用することは禁じられています。
著作権表記
Author: qntm
Title: SCP-055 - @@[正体不明]@@
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-055
CC BY-SA 3.0
Author: Kain Pathos Crow(原著), DrClef(改稿)
Title: SCP-076 - "アベル"
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-076
CC BY-SA 3.0
Author: Zaeyde
Title: SCP-087 - 吹き抜けた階段
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-087
CC BY-SA 3.0
Author: NekoChris
Title: SCP-093 - 紅海の円盤
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-093
CC BY-SA 3.0
Author: Moto42
Title: SCP-173 - 彫刻 - オリジナル
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-173
CC BY-SA 3.0
Author: DrClef
Title: SCP-231 - 特別職員要件
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-231
CC BY-SA 3.0
Author: Dantensen(現在はアカウント削除)
Title: SCP-239 - ちいさな魔女
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-239
CC BY-SA 3.0