週刊SCP財団【第12週】
週刊SCP財団【第12週】
今週のテーマはかわいい系SCPオブジェクトです。
癒されるわぁ…
目次
SCP-131: ”アイポッド”
"監視役"として利用することが考慮されています。
オブジェクトクラス: Safe
-Aと-Bはおよそ30cmの体長で、中央に1つの青い目を持つ一対の涙型の生き物です。-Aはバーントオレンジ、-Bはマスタードイエローの色をしています。それぞれの底部には移動を可能にする車輪のような突起があります。とても早く移動でき、わずか数秒で60mを移動することができる。ものすごく速い。しかしながら、ブレーキシステムがなく、非常に愉快であるとは言わないまでも、数件の壮大な事故を引き起こしてきた。また垂直な面を上る能力も持ち合わせている。
SCP-131はイエネコのような知性を持つようであり、とても強い好奇心があります。ほとんどの時間、SCP-131はただ施設内を周り、仕事中の職員を観察したり、SafeクラスのSCPを覗き見したりしています。SCP-131は互いに訳し難い高調子のざわめきを通じてコミュニケーションをとっているようです。SCP-131が瞬きをしたところを観察されたことは一度もありません。実験室において18時間以上にわたりビデオ記録された時でさえ瞬きをしませんでした。
SCP-131は愛情を持って接すると快く反応し、まるで子犬が人間に懐くようにすぐ懐きます。懐いた人または物に制限区間でも関係なしにどこまでもついていきます。好奇心が強いものの近くにある危険を察知することもでき、もし懐いた対象がSCP-131が危険と考えるオブジェクト(例えばEuclidやKeterクラス)に近づくとその足元(または適切な四肢)を回り、警告するように慌てた様子で騒ぎ立てます。懐いた人から長時間放っておかれると、やがて関心を失い通常の行動に戻ります。
補遺131-1: ████/██/██、SCP-131はSCP-173のコンテナ清掃スタッフを追っていました。SCP-131がスタッフに対していつも通りに警告を出しそれが無視されると、任務についていたそのスタッフと他の2名のスタッフよりも先にコンテナの中へ急いで入って行きました。一旦中に入ると、スタッフはSCP-131がSCP-173の前に座って(見つめ続けないとSCP-173が動くことを知っているかのように)じっと見つめていることに気づきました。スタッフはSCP-131を無視して通常通りの手続きに従い、2週間毎の清掃作業を行いました。スタッフが退出するときもSCP-131はSCP-173から決して目を離さず、ゆっくりと後退して退出していきました。現在SCP-131-AとSCP-131-BをSCP-173(またはSCP-689のような同様に監視が必要なSCP)の"監視役"として利用することが考慮されています。
…え?監視役適任すぎね?
SCP-191: サイボーグの少女
いくつかの実験的手術の被験者であったと思われます。
オブジェクトクラス: Safe
█歳ほどの人間の少女です。それは故█████ █████████博士によるいくつかの実験的手術の被験者であったと思われます。かわいそう。
報告書に載っているのは10個の項目で見てみるとまあ改造されている。
身体の大半を機械化されているため、機械みたいなことができる。んー、語彙力が足りん。
実験記録を見てみると、ものすごいことがわかる。
SCP-191は鉛筆ツールのみを用いてわずか数秒で元の写真と見間違うようなコピーを再現することに成功した。
実験の際に、ゲームのディスクを割ってしまってものすごく謝っているところから年齢相応の反応をしている。
反応がかわよい。
SCP-529: 半身猫のジョーシー
ただしチーズを与えてはいけません - 欲求を満たすのに不十分な量のチーズを与えると悲しむためです。
オブジェクトクラス: Safe
灰色の波模様がある小さなイエネコです。あたかも真っ二つに切断されたような外見をしています。こう見えても健康に問題はなく、四肢が全てそろっているかのように動き回ります。
断面図から身体の中を覗くことはできず、代わりに可視光線を全て吸い込む黒い綺麗な穴が見えます。触れると緩やかに曲がっています。この個所をやさしくなでるとポジティブな反応(喉を鳴らすなど)を示しますが、長く続けるとエージェントに対し詰めを出して襲い掛かります。引っかかれても特に異常はありません。なお下半身が見えないということではなく存在しないということが判明しています。あとDNA検査により雌と判明しています。
SCP-999: くすぐりオバケ
くすぐりレスリング
オブジェクトクラス: Safe
ピーナッツバターに近い粘度の、大きく、まとまりがない、ゲル状で半透明、約54kgのオレンジ色のスライムのように見えます。性格は「遊びたがりで犬のようだ」と最もよく述べられています。表面にただ単純に触れる事で、急激な多幸感が発生します。そしてその多幸感はSCP-999の肌に長く触れれば触れる程激しくなっていき、しかもこの存在から分かたれても長く継続する。あぁ…。
補遺SCP-999-BにSCP-682をSCP-999に触れさせることにより、SCP-682の世界に対する憤怒を鎮めてくれるのではないかという希望の下に行われた実験の報告書がある。気になる方は報告書を見に行ってください。あ、この実験を見ていた博士のメモがこちら
Dr.████のメモ: その実験は失敗し、悲劇に終わってしまいましたが、その一方でそれは私がこれまで見てきたものの中で最も滑稽なものになってしまったのです。まさか私がSCP-682を"可愛らしい"などと思う日が来ようとは。この実験の一部始終を記録したテープを私に送ってください―――出来るだけ早く。"
SCP-2295: パッチワークのハートがあるクマ
全ての傷を癒す事が出来るのは、時間だけだから
オブジェクトクラス: Safe
パッチワークのぬいぐるみのクマです。臓器に大きく損傷を負った人間が2m以内にいると活性化状態に入ります。活性化範囲に2人以上の条件を満たす人間がいる場合、SCP-2295は常に最年少の対象を選びます。ハサミ、白い糸、縫い針または鉤針編み用のフックを、自分の口から取り出すという異常な手段で生成し、周辺の生地や詰め物を利用して、対象の損傷した臓器と入れ替わります。-1は、生物学的・化学的・医療的な非互換性が多数予想さえるのに、正常に機能します。一旦対象者の内部に入ると、近接する組織と血管は、模倣された臓器に、観察可能な合併症を一切出すことなく取り付きます。
SCP-2295は大破していた郵便配送車両の内部で発見され、張り付けられていた文書-2295も回収されました。文書-2295は赤い”お見舞い”カードであり、表紙には”クマのカイロスくん”と書かれていたそうで。ちなみに文書-2295は
トミーへ
全ての傷を癒す事が出来るのは、時間だけだから
愛をこめて
おばあちゃんより
SCP-2300: 元素ゴーレム
オブジェクトクラス: Euclid
98体のインスタンスからなるヒューマノイド・ミニチュア・フィギュアの総称です。これらのフィギュアは単一の元素で構成されており、対応する原子番号が頭頂部に刻印されています。化学の勉強に使えそう。知性を有していますが、比重の小さい元素で構成されているインスタンスほど高い知的レベルを示します。また、同じ元素周期に属するもの同士でしばしば群れを作ります。音声を発することはできませんが、SCP-2300は英語の音声及び文字を理解します。筆記具を用いたインタビューにより、SCP-2300は-2、-10、-18、-36、-54、-86各々が属する元素周期に君臨する貴族であると確認しています。
あ、この元素ゴーレムのアートワークは見てください。なぜなら癒されるから(?)
アートワーク SCP-2300 元素ゴーレム - SCP財団
SCP-2952: 地方ダウェリン国際輸送
スリーポートランドを出発いたしました。次は、西海岸雨林です。
オブジェクトクラス: Euclid Safe
全長30,000km以上のオスのウェルシュ・コーギー・ペンブローグです。SCP-2952の頭と前足はオレゴン州ポートランドに位置し、臀部は日本史の刈羽郡農村部に位置し、その間の部分はアメリカ、ヨーロッパ、アジアの大半を通っています。長すぎる…
SCP-2952の胴体の一部分は、定期的に予定された間隔で小さな穴が開きます。完全なタイムテーブルはスケジュール-SCP-2952-1を参照とのこと。これらの場所はSCP-2952-1実例とするそうです。SCP-2952-1の実例は約324個存在しています。いつかわ主要な都市に存在しますが、ほかのものは郊外や農村部に存在しています。ちなみに、この穴はSCP-2952に悪影響はありません。
これらの穴が出現する際に、3cmほどの人型生物(-2)が穴から出入りしてます。この-2たちはSCP-2952内部にある鉄道を利用していると思われています。
SCP-2952を埋めて隠そうとした管理官や検察業者には異常なイベントが発生したよ(家の壁が毒のツタとタマゴテングタケの混合物に覆われたり)
結局収容プロトコルを変えてSCP-2952や-2の邪魔にならないようになって異常なイベントはなくなったとさ。……あ、財団職員にだけ見えるという嬉しい異常性も追加されたよ。
最後に
いやーかわいい系オブジェクトクラスぜんぜん見つからなくてやばかった…
(その分次回以降のまとめネタが増えたけど)
次回は恐怖系かな…有名なオブジェクトをここで消化…ん?なにか言った?
お楽しみに!
引用元リンク
SCP財団へのリンクです。
SCP-131: アイポッド
SCP-191: サイボーグの少女
SCP-529: 半身猫のジョーシー
SCP-999: くすぐりオバケ
SCP-2295: パッチワークのハートがあるクマ
SCP-2300: 元素ゴーレム
SCP-2952: 地方ダウェリン国際輸送
ありがとうございました。
著作権表記
Author: 不明
Title: SCP-131 - "アイポッド"
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-131
CC BY-SA 3.0
Author: DrClef, Sylocat
※共同制作
Title: SCP-191 - サイボーグの少女
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-191
CC BY-SA 3.0
Author: 不明
Title: SCP-529 - 半身猫のジョーシー
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-529
CC BY-SA 3.0
Author: ProfSnider
Title: SCP-999 - くすぐりオバケ
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-999
CC BY-SA 3.0
Author: k-mota
Title: SCP-2295 - パッチワークのハートがあるクマ
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-2295
CC BY-SA 3.0
Author: TwistedGears
Title: SCP-2300 - 元素ゴーレム
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-2300
CC BY-SA 3.0
Author: AbsentmindedNihilist
Title: SCP-2952 - 地方グウェリン国際輸送
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-2952
CC BY-SA 3.0