週刊SCP財団

週-鶴です。週刊SCP財団まとめてます。週刊SCP財団ってなにかって?【第0週:1】を読んでください(宣伝)。また、紹介しているSCPオブジェクトの報告書を最初に読んでからこちらを読むと最大限SCPを楽しめます。

週刊SCP財団【第24週】

週刊SCP財団【第24週】

今回からコンテスト優勝作品をすこしずつ紹介していきます!さて、コンテスト優勝作品とはどんなものか…?

 

目次

 

SCP-001-JP: コードネーム: Okaka_Onigiri II - 隔絶

f:id:cp-yt:20201011145718j:plain

SCP-001-JP発生現場

今まで本当にお疲れさまでした。そして、さようなら。 

 

Okaka_Onigiriの提言II - SCP財団

オブジェクトクラス: Keter

 

 特別収容プロトコル: あらゆるアノマリーの封じ込めがSCP-001-JPの収容手段とされています。

 

説明: 各種保存則がもたらす現象です。アノマリーが無力化した際に発生します。それはアノマリーが今まで違反してきた保存則の埋め合わせで、例をだすなら「無限に水をだす蛇口が破壊されると、今まで出してきた水と同じ分のHとOが周囲から失われる」といったものです。そんなのがたくさん起こったらさすがに世界終わってしまうので、これを防ぐためにプロジェクト"ヘット・レーシュ・メム"を財団とGOCで合同で運営されている。

 

このプロジェクトは、6つのフェーズによって構成されていて以下の通り。

  1. 従来通りに異常存在の収集を行い、要注意団体の解体や吸収も同時に行われる。
  2. 全財団職員とGOC職員にプロジェクトの概要を公開し、参加の意思を調査する。参加表明した人員数がプロジェクト後の財団とGOCを運営可能と推定される人数を大きく上回った場合、人工衛星「Satケルビム」の開発を開始する。
  3. 異常発生区域をマッピングし、該当する地域の収集をする。その地域に、収容・研究施設などを建てていく。また、その地域をエリア-0とする。また、情報網の整備を行う。
  4. 完成したSatケルビムを打ち合え、エリア-0への職員の派遣と経過観察を5年間行う。新たに回収した異常存在のうち98%以上がエリア-0もしくは既存の財団またはGOCの保有区域で発生した場合フェーズ5へ
  5. 全財団職員とGOC職員にプロジェクトへの参加の意思を再調査し、意思を示した全ての職員(希望するならその親類も)は収容下にある全ての異常存在と一緒にエリア-0へ再配置する。意思を示さなかった職員はAクラス記憶処理を施すか説得などで参加させるか終了させます。財団とGOCが保有する全ての資源・機能がエリア-0へ完全に写されたらフェーズ6へ
  6. Dクラス職員をヒト科複製機を用いて生産します。エリア-0外部に存在する異常およびそれを扱う組織や個人に関する全ての情報・記録・記憶は抹消されます。そして、エリア-0は情報操作および反ミーム迷彩により、外部からの認識を完全に遮断する。これにより、フェーズ3に用意した情報網以外では連絡を取れない状態にする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新着メッセージ(1)

FROM: エリア-0

TO: 担当連絡員

SUBJECT: フェーズ7への移行


先日、プロジェクト"ヘット・レーシュ・メム"フェーズ6の達成から200年が経過しました。この間に、エリア-0外部のあなた達から異常存在の発生は1件も報告されていません。プロジェクトの有効性が、理論上だけでなく実証されたと言っていいでしょう。しかしまだ、針の穴を通すような可能性かもしれませんが、1つの懸念点が存在します。それがこの、外部との連絡網です。形態形成場が十分に発展した今、エリア-0との僅かな関わりですら異常存在を誘引する可能性を孕んでいるのです。そのため、我々は外部との連絡網を断ち切るフェーズ7に移行する事を決定しました。

もうすでにお気づきかもしれませんが、このメッセージにはミームエージェントが仕込んであります。あなた達が今から出来る事は、このメッセージを最後まで読み、メッセージを閉じる事のみです。そうすれば、異常が存在するという事も、エリア-0の事も全て記憶から消え去っています。一方的な決定の押し付けであり、今まで尽くしてくれたあなた達の忠誠を消し去る行為だと思われたかもしれません。ですが、どう思っていただいてもかまいません。いずれにせよ、すぐに忘れてしまうのですから。ただ我々にあるのは、唯一エリア-0外部の職員であるあなた達に、真に異常性が無い正常な世界を生きて欲しいという願いのみです。

今まで本当にお疲れさまでした。そして、さようなら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6周年コンテスト Round3 無のコンテスト 空賞 受賞作品です。おめでとうございます。

 

 

SCP-173-JP: 恐竜 - イミテーション

もっとたくさん、この楽しいものを見たい 

 

SCP-173-JP - SCP財団

オブジェクトクラス: Euclid

 

[編集済]大量の日本製に見える"おもちゃ"で構成されている、いかなる大きさのときでも常に戯画化した恐竜のような姿をとろうとするものです。

 

自律動作をし、主に身体中の"おもちゃ"がひしめき合う「がちゃがちゃ」「ガラガラ」」と報告される音や時折[編集済]を発しながら歩行します。ヒト被験者はこの音を直に聴き続けるうちに警戒心を失い、SCP-173-JPへ接近するようになります。

 

また、SCP-173-JPへ辿り着くと、"おもちゃ"を掻き分け被験者は圧壊されることを気にせずSCP-173-JP内部へ完全に入り込み、SCP-173-JPはその分の堆積を増大させる。

 

実験時のDクラス職員は、「大事なおもちゃ」「思い出のおもちゃ」「無くしたおもちゃ」「懐かしいおもちゃ」「憧れのおもちゃ」がSCP-173-JPの中にあるとの音声記録を残し、内部に進入していきました。さらに、レアケースとして「もっとたくさん、この楽しいものをみたい」と言いながら入っていった事例が確認されている。

 

 

 

SCP-173-JPコンテスト「それはアートから始まった」優勝作品です。おめでとうございます。

 

 

SCP-345-JP: ミスター・とりっくあんどとりーと

 

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SCP-345-JPに制作させた菓子

ハロウィンパーティーを派手に盛り上げようね!
楽しもうね!

 

SCP-345-JP - SCP財団

オブジェクトクラス: Euclid

 

4█歳の日本人男性です。「人体が突然爆発した事件」を財団が調査した結果、共通項として関与が認められ、収容された。

 

異常性は2つあり、SCP-345-JPが作成した菓子類には・どんな材料・製法・成分で作られていても、完食した人間の中枢神経を、摂食した72時間後ジャストに爆発させる異常性。この異常性については…うん。やばいね。あと、爆発の威力は作成された菓子の重量におおよそ比例しているとのこと。でも菓子を完食せず残した場合ではこの特性は発揮しない。

 

もう1つは、作成した菓子を完食した人物の五感を、対象が死亡するまでSCP-345-JPが自らの物のように知覚し続ける異常性。この異常性のおかげで何度も死の瞬間を経験している。それによって菓子作りの要求は拒否する傾向にあり、重度の精神疾患にかかっている。

 

付録345-JPとして記載されている「以下の文がSCP-345-JPの舌下に微細の文字で刺青されていました。」より引用

オーット!博士の季節限定版コレクションのミスターを見つけたみたいだね!キミの"ミスター・とりっくあんどとりーと"はどんなお菓子でも作れるんだ!あまーいアップルパイに、とってもかわいいかぼちゃのケーキ!でも気をつけて?"ミスター・とりっくあんどとりーと"はとってもイタズラ好き!どんなイタズラをお菓子にしたのかな?みんなでたしかめてみよう!ハロウィンパーティー派手に盛り上げようね!
楽しもうね!

01. [判別不能]
02. ミスター・ばれんたいん(発売未定)
03. ミスター・ひなまつり(発売未定)
04. [判別不能]
05. [判別不能]
06. ミズ・つゆ(発売未定)
07. [判別不能]
08. ミスター・なつなんてくたばれ
09. [判別不能]
10. ミスター・とりっくあんどとりーと
11. [判別不能]
12. [判別不能]

保護者の方へ: 当製品には、お子様を見守る保護者向けの「あんしんドコナニ機能」が標準で搭載されています。お子様をしっかり見届けたい親の気持ちを汲んだ素晴らしい機能ですので、是非ご活用ください。

 

 

…………博士…?

 

 

 

2014ハロウィン企画「記事-JP-HWを書こう」優勝作品です。おめでとうございます。

 

 

それにしても死せずとも死を体験するというのはさぞつらいんだろうなぁ…

 

 

 

SCP-973-JP: エターナル・ダークホース

暗星 豪(あんせい ごう)

 

SCP-973-JP - SCP財団

オブジェクトクラス: Euclid

 

黒鹿毛のオスのウマです。毎日日本で行われる大会・競技会に参加している。その際、人間として扱われ、暗星 豪(あんせい ごう)として呼称される。なんかかっこいい…。

 

参加する競技は多岐にわたるが、一度参加した競技種に類似したものには少なくとも30日間は出場しません。また、多くの場合は参加する競技の適性を示しますが、致命的なミスなどにより想定される成績を残すことは極めて稀。

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左: 競技中のSCP-973-JP

 

SCP-973-JPの参加する大会・競技会は20██年█月██日時点でスポーツに類するものに限定されていましたが、20██年█月██日に███市の書道コンクール「自信を表す書部門」において、SCP-973-JPの参加が確認されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

+SCP-973-JP提出作品

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新人執筆者コンテスト SCP-JP部門最優秀新人賞 受賞作品です。おめでとうございます。

 

 

SCP-1000-JP: 特別回収任務

対話は続けられる。 -O5-██

 

SCP-1000-JP - SCP財団

オブジェクトクラス: [Deleted]

 

小惑星(AL120)の試料採集を目的に製造された、深宇宙探査機の付属物です。で、それは今一切の遠隔操作を行えない状態にある。んまぁ…ここらへんだったら宇宙ゴミとかで処理されだね…。

 

この探査機から何らかの信号を受信した場合、探査目的だった小惑星の軌道が変化してしまう。これにより、天体衝突による世界終焉シナリオの可能性が出てきてしまうのである。地味に嫌がらせをするんじゃないよ…。

 

あと、探査機が撮影した小惑星の表面は日本列島中心部に位置する山岳周辺と相似しているらしいよ。なんてこったい…。

 

てことで、財団さんはノストロモ計画を立案。探査機を収容するため、有人航行するというもので、乗組員はエージェント ジョーンズ・エージェント アッシュ・ミシマ博士。書簡を保存することが許可され、全職員はその書簡の写しを閲覧する権利を持っている。見てみると、

SCP-109-JP-Aに変質した後も、職務を全うできたことに最上の感謝を示し、最後の任務に就けることを誇りに思います。 -A.ジョーンズ

SCP-515-JPによる不可逆の情報子汚染を受けた私が、この任務に就くことは最善の選択と考えます。異論はありません。全ての職員に健やかな未来のあることを祈ります。 -A.アッシュ

と二人は財団に貢献できることを喜んでいたが、ミシマ博士は

君たちを許さない。

ミシマ博士…?

 

まあ、とりあえず計画は発動。宇宙へ。が、その後、

ノストロモ計画の凍結が決定。探査機の収容は無期限に延期される。

という事態に。

 

 

 

調査結果

まず、私たちも混乱しており、正しい現状を把握できていない可能性があります。

探査機062-Aの周囲一帯(B310)には、天候が存在します。小型無人機の観測では、Dfb季候*1およびET気候*2に属していると見られます。より広範にはCfa気候*3が再現されています。気候の見られる地域には、コケ類やシダ植物が生育しており、少数ながら種子植物も存在しています。昆虫や魚を含め、動物は一切生息していません。AL120表層全域に呼吸可能な大気(湿潤空気)が存在しており、気密服を着用せずに船外活動が可能です。

気候と植生から、B310地点付近は日本列島中央付近の環境が再現されていると考えられます。実在の場所と大きく異なるのは、現実強度の数値です。

B310地点における、AL120の現実性濃度*4は550Hm/cm3を示しており、他2箇所(B331,A197)でも同様の数値が計測されました。AL120表層の現実性は過飽和状態にあると見られ、あらゆる異常現象の介在を許容しません。

AL120の環境は、異常性を帯びた生物や物品には恩恵と言えます。現実性濃度が平衡状態へと移行する作用により、AL120の現実性が異常存在へ流入します。現在のAL120の環境は、限りなく正常に近い現実性を示しており、全ての異常存在は次第に希釈されると考えられます。

長いので要約しよう。Hm値が異常に高い。もしこれが地球へ接触したら小惑星の現実が地球の現実を塗りかえてしまうという何とも恐ろしい状況が…。

 

で、小惑星にいるA.アッシュとA.ジョーンズの異常性は、調査活動中に希釈され、外見以外の異常性はほぼ喪失した。

 

ようやく見つけました。私はついに目標を確保しました。

探査機062-Aを分解し、着陸船ナーシサスへ運ぶ計画の途中で、内部に収容された物品を発見しました。当該物品は外見上、剣に見えます。長さ60cmほどの金属製の剣です。回収時の当該物品には、電源とモデムが接続されていて、電力が供給されていました。通信規格は保全サーバーと一致しており、ナーシサスからも接続が可能です。ナーシサスのCTスキャナ解析により、当該物品は一種の補助記憶装置であることが判明しました。

内部の記憶領域には膨大な情報体が存在し、多数の知性反応が確認されました。これが表象領域なのでしょうか。参照不可の領域が存在することから、F5までの階層を保存しているものと見られ、高レベルクリアランス職員を内包した中枢領域の予備サーバーと思われます。

小型無人機の観測により、当該物品は気候と植物の存在する領域の、中心に位置していることが判明しました。

内部に保存された職員の表象が、AL120表層の現実性に干渉し、現在のAL120の環境を生成しているとすれば、表象の遮断は生存可能領域の消失を意味します。当該物品をSRAパネルで収容することは危険を伴うため、現在は電源を確保した上で、着陸船に収容している状態にあります。

AL120表層上の過剰な正常性が、表象の総意なのだとしたら、やはり財団は、異常性を帯びた職員を排除したかったということでしょうか。24年前、私を排除したように。

もうやめようよ

 

アッシュとジョーンズは、すでに正常な世界になってしまいました。いずれ私もこの領域に希釈されると思われます。私はいったいどうやってここに来たのか、もはや思い出すことはできません。

この星にも太陽が昇ってくることを発見しました。もう帰ることのできない向こう側にも。わかってる。ここは私の生まれた星なのだから。

ここはこんなにもすばらしい。

 

どこにいるの?

 

[遷移軌道を計算]…


[中断]

 

 

 

さて、「お前は何を言っているんだ」状態なのでそれを理解するためのもう一つのパーツをここに…

オルメイヤー計画の記憶 - SCP財団

Taleです。

 

 

 

 

 

さて、見たと仮定して要点だけ取っていく。

 

オルメイヤー計画書は中央サーバー"十束"の表象領域に内包されたO5-A1の映像記録に保存されていて、計画書には強度A++の暗号化処理が施されている。複合にはF5層の表象が必要。(SCP-1000-JPの一番最初の画像右下の折りたたみのアレの理由)

 

オルメイヤー計画とは、ノストロモ計画の8年程度前に発動し、現在まで継続している計画。この計画は、F5層を含む表象領域の予備サーバー設置に関する計画。で、F5は内包した人数に比例し、サーバーのHm値を上昇させる問題がある。RAISAの決定により、表象領域はSRA遮断フィルムによって被覆され、通常の現実強度を保つようにした。で、報告された問題点から予備サーバーは惑星重力圏外に設置することに。そして、日本天体開発公社(YEGA)の協力を得ることになり、カササギ計画内で建造された探査機062-Aに予備サーバー"草薙"が小惑星AL120へ運搬されることになった。

 

ちなみに、予備サーバー"草薙"の収容人数はこんな感じ。

F1: 6089籍

F2: 5800籍

F3: 2200籍

F4: 671籍

F5: 549籍

 

そして、運搬中に恒星フレアによる探査機062-Aの期待損傷。表象漏洩の可能性が出てきた。交信途絶により期待は喪失、カササギ計画およびオルメイヤー計画は中断。

 

そう思っていたらその5年後(2008年)に探査機062-Aが小惑星AL120に到達したことが判明した。だが、小惑星が日本列島に類似しているということから現実改変が起きたと推定され、その異常現象はSCP-1000-JPに指定された。

 

で、探査機062-Aと予備サーバー"草薙"の物理的に回収する作戦、ノストロモ計画が立案、発動。で、実際に小惑星に行ってみた結果、案の定現実改変が起きている理由は表層漏洩だった。

 

ノストロモ計画の作業員が、予備サーバーを着陸船(オルメイヤー計画内では接続船と呼称)に接続したことにより"草薙"との通信が可能に。そこから復旧作業が開始。予備サーバー"八尺瓊"に保存された表象を用いて"草薙"の表象を沈静化する。

 

で、接続をしていく。

第1次接続で、F4層までの表層3名を"草薙"へ投入したが、実時間10分(領域内時間2日)で知性反応が消失。表層投入時、AL120の軌道変更を確認。

第2次接続で、人員を厳選し、F4層までの表層5名を"草薙"へ投入したが、実時間35分(領域内時間7日)で知性反応が消失。前回同様、投入時AL120の軌道変更を確認。

で、投入表象の証言により、"草薙"内部の表象は地球への帰還を目指していることが判明。通信時に惑星の位置を把握・軌道の変化を行っていると推測している。

 

第2次投入表象群により回収されたメッセージによると

送信ID: RBP-IDNo.B1090
AL120表層上と同様に、表象領域内にも日本列島中央部が再現されており、表象群も仮想的に再現されています。B310地点の山頂とB331地点に表象群の反応が見られます。B310地点の表象群への接近は時間を要します。

送信ID: RBP-IDNo.B0781
B331地点の表象群は、自然環境の再現を行っている財団職員の表象と判明しました。軌道の変化を行っている表象の由来は不明です。

送信ID: RBP-IDNo.A0037
1人多い。

とのこと。3人目の言う通り確かに、F5の人数=ヒューム値なので本来ならば549Hmのはずが小惑星のヒューム値は550Hmだから一人多い……いったいなんだ…?

 

第3次接続で、人員を調整し、F4層までの表象3名を"草薙"へ投入した。うち1名はノストロモ計画の作業員と同じ職員。実時間30日(領域内時間24年)経過後も、1名の知性反応を確認。

第3次投入表象群により回収されたメッセージによると

送信ID: RBP-IDNo.B4603

ようやく見つけました。山頂の表象群へ辿り着きました。

[画像の取得に失敗]

表象群は探査機062-Aの形態をとっており、内部の表象サーバーは剣の形状に偽装されていました。偽装された表象サーバー内部に表象は存在しておらず、B310側の表象群との接触は未だに成功していません。調査のため、表象サーバーを探査機062-Aから引き抜いたところ

内部の記憶領域には膨大な情報体が存在し、多数の知性反応が確認されました。最初の接続では確かに表象は存在しませんでした。参照不可の領域が存在することから、F5までの階層を保存しているものと見られ、高レベルクリアランス職員を内包した中枢領域の予備サーバーと思われます。名称を思い出すことはできません。

小型無人機の観測により、表象サーバーは再現された表象領域内の、中心に位置していることが判明しました。

内部に保存された職員の表象が、AL120表層の現実性に干渉し、現在のAL120の環境を生成しているとすれば、表象の遮断は生存可能領域の消失を意味します。当該物品をSRAパネルで SRAパネル? 収容することは危険を伴うため、現在は電源を確保した上で、接続船に収容している状態にあります。

AL120表層上の過剰な正常性が、表象の総意なのだとしたら、やはり財団は、異常性を帯びた職員を排除したかったということでしょうか。24年前、私を排除したように。

[画像が破損しています]

[画像が取得できません]

アッシュとジョーンズは、すでに正常な世界になってしまいました。いずれ私もこの領域に希釈されると思われます。私はいったいどうやってここに来たのか、もはや思い出すことはできません。アッシュとジョーンズとは一体誰のことなのでしょうか。

この星にも太陽が昇ってくることを発見しました。もう帰ることのできない向こう側にも。

[送信IDの取得に失敗]
わかってる。ここは私の生まれた星なのだから。

 

これにより、投入された同一職員とはミシマ博士だったのだ。そして、SCP-1000-JPに載せられていた文はこれを改ざんされたものだったのだ。また、予備サーバー"草薙"は少なくともF4層まで何らかの汚染を受けており、"草薙"事態をSCP-1000-JPに指定することとなった。

 

もしかしたらいまだ残っているミシマ博士が"草薙"の表象を沈静化させることができるかもしれない。だからこその

対話は続けられる。 -O5-A3

 

 

 

 

で、余談ですけどさっきから出てきてるFなんちゃら層とか表象とかって何なん?って感じだと思うのでちょろっと解説(?)

 

表象: 電子化された人間の精神とかいろいろ

表象領域: バーチャル空間的な感じ。表象がある。

Fなんちゃら層: 表層領域の層。建物のフロアみたいな感じ。数字が上がるにつれてレベルがあがる。

F1: 映像記憶

F2: 感覚記憶

F3: 実感

F4: 自発意思

F5: 魂

って感じらしい。(SCP-1000-JP記事内に出てくる「不明なエラー」「不正なエラー」「もうやめようよ」の画像ファイルの名前を複合すると出てくる)

 

てかあれだね。結局のところなんも解説できてないね…(闇)

 

 

 

日本支部3周年記念イベント 第二弾 SCP-1000-JPコンテスト優勝作品です。おめでとうございます。

 

ちゃんとした説明できてなくてごめんなさい!

 

SCP-1406-JP: 安息の灯

なあ先生、俺はあの夜、いったい何を炎に投げ込んだんだ? もう今となっちゃわからない。わからないから……夢に見るんだ……。

 

SCP-1406-JP - SCP財団

 オブジェクトクラス: Euclid

 

期限不明のオイルランプです。その地域における日の入りから日の出までの時間帯、かつ1lux以下の明るさの環境下に置かれたとき、内部で異常性を有する炎(-1)を発火させ点灯します。-1は燃焼に燃料を必要としている様子がなく、外的要因によって鎮火されない限り燃え続ける。

 

-1から3.7km以内に存在する発光体は様々な要因で発光能力を喪失します。

 

-1から発せられる光は、直接の目視をトリガーとする認識災害的性質を有しています。この影響を受けた被験者は時間の経過とともに夜盲症に似た著しい資格機能の減衰と、具体的対象の存在しないネガティブな観光の過剰な増進を報告する。また、これらは-1から遠ざかることで容易に回復するが、あらゆる光源がないため周囲の人間はSCP-1406-JPの元へ誘引される。そして、-1を種火に焚火を起こすなどの行動を行い、無自覚にその症状を最大まで悪化させる。

 

このオブジェクトの認識災害的性質に曝露したことのある人へのインタビューがあるのでぜひ。(完全コピーになってしまうので省略)

 

 

 

5周年コンテスト Round3 棍棒での殴り合いコンテスト優勝作品です。おめでとうございます。

 

 

SCP-1573-JP: 最愛の事故物件と無辜なる人々

 

 

SCP-1573-JP - SCP財団

オブジェクトクラス: Euclid

 

[編集済]に存在する家屋です。その内部で1名の人物(基準者)が45日以上連続して生活した際に異常性は発生します。基準者が日常的に帰属している組織またはコミュニティグループ内で、最も対象に意識された集団のうち28名以上が属するグループが異常性の対象です。対象のグループに28名以上の人物が属している場合、その28名以上の中で、45日間に最も嫌悪感もしくは憎悪、敵愾、排斥の欲求を受けた人物はその後4日以内に事故死します。

 

このオブジェクト(家屋)に住んでしまったB氏へのインタビューが4回(報告書に載せられているのは1、3、4回目のインタビュー)されているが、そのインタビューが面白いので是非(またまた全コピーになってしまうのでカット)

 

 

5周年コンテスト Round2 5年目の悪のコンテスト 襲弊賞受賞作品です。おめでとうございます。

 

 

最後に

 どうも鶴です。いやー…SCP-1000-JPの説明はほんと酷いですね…これに関しては謝罪しかできません…これはもう別の解説サイト様に頼むことしかできませんでした(泣)

 

次回からはもっと説明力をつけないといけないなぁ…

 

次回は今週の続きです。お楽しみに…(できるのか?)

引用元リンク

メイン - SCP財団

SCP財団へのリンクです。

Okaka_Onigiriの提言II - SCP財団

SCP-001-JP: Okaka_Onigiriの提言Ⅱ - 隔絶

SCP-173-JP - SCP財団

SCP-173-JP: 恐竜 - イミテーション

SCP-345-JP - SCP財団

SCP-345-JP: ミスター・とりっくあんどとりーと

SCP-973-JP - SCP財団

SCP-973-JP: エターナル・ダークホース

SCP-1000-JP - SCP財団

SCP-1000-JP: 特別回収任務

オルメイヤー計画の記憶 - SCP財団

SCP-1000-JP Tale: オルメイヤー計画の記憶

SCP-1406-JP - SCP財団

SCP-1406-JP: 安息の灯

SCP-1573-JP - SCP財団

SCP-1573-JP: 最愛の事故物件と無辜なる人々

 ありがとうございました。

 

 

 

著作権表記

Author: Okaka_Onigiri
Title: Okaka_Onigiriの提言II - 隔絶
Source: http://scp-jp.wikidot.com/okaka-onigiri-s-proposal-ii
CC BY-SA 3.0

Author: soilence
Title: SCP-173-JP - 恐竜 - イミテーション
Source: http://scp-jp.wikidot.com/scp-173-jp
CC BY-SA 3.0

Author: Ikr_4185
Title: SCP-345-JP - ミスター・とりっくあんどとりーと
Source: http://scp-jp.wikidot.com/scp-345-jp
CC BY-SA 3.0

Author: perry0720
Title: SCP-973-JP - エターナル・ダークホース
Source: http://scp-jp.wikidot.com/scp-973-jp
CC BY-SA 3.0

Author: ZeroWinchester
Title: SCP-1000-JP - 特別回収任務
Source: http://scp-jp.wikidot.com/scp-1000-jp
CC BY-SA 3.0

Author: ZeroWinchester
Title: オルメイヤー計画の記憶
Source: http://scp-jp.wikidot.com/o5-a1-f1-ome001
CC BY-SA 3.0

Author: home-watch
Title: SCP-1406-JP - 安息の灯
Source: http://scp-jp.wikidot.com/scp-1406-jp
CC BY-SA 3.0

Author: locker
Title: SCP-1573-JP - 最愛の事故物件と無辜なる人々
Source: http://scp-jp.wikidot.com/scp-1573-jp
CC BY-SA 3.0

 

*1:亜寒帯湿潤気候

*2:寒帯ツンドラ

*3:温帯多雨高温季候

*4:Hm値。正常な現実空間では1を示す。

週刊SCP財団【第23週】

週刊SCP財団【第23週】

今週はホラー系オブジェクト第2弾です!今回は「死」に関するものや、「意味が分かると怖い」などといった、いろいろなジャンルを含んでいます。また、一部微R-18G表現を含んでいるところもありますので閲覧は各自判断でお願いします…

 

目次

 

SCP-2718: その後に起こるのは

全職員は、クリアランスに関係なく、いかなる状況においても、当記事の「説明」セクションに接触することは禁止されている。

 

SCP-2718 - SCP財団

オブジェクトクラス: 

 

特別収容プロトコル: SCP-????はDAMMERUNGクラス認識災害です。全職員は、クリアランスに関係なく、いかなる状況においても、当記事の「説明」セクションに接触してはいけない。また、SCPナンバーは変則的ソフトウェアによって常に変更され、当記事を偶然発見するという最悪の事象を防ぐ。

 

また、次の条件は事実上の収容違反と同等である。

  • 「説明」セクションのいづれかに少しでも接触する
  • 秘匿名クリアランスを所持せずに当記事に接触してから18秒以内に当記事を閉じずにいる

 

説明: 

 

 

 

 

 

 

 

 

再生(本記事では本家記事が長いので要点をまとめただけです)
  • アクセスはレベル3以上に制限する必要がある。
  • この記録(記事の大半を示している話し主)はO5-7(ミリアム・プレイザー)
  • O5-11(ロジャー)は身体強化を拒み、勝手に休暇を取る習慣がある。
  • O5-11は死亡した。それも勝手に休暇を取ったとき(遺体はどこにあるかわからない)
  • 財団は何度か死者蘇生をしている
  • O5-11を探す理由は二つある↓
  1. ある鍵を所有している。この鍵を無くしたままにすることはできなかった。
  2. 脳内に秘密の合言葉を隠していたこと。この合言葉がなければ彼の後任を任命できない
  • とある島の岬の岩の上でO5-11は発見された
  • 財団の従来の死者蘇生方法では死後の記憶などは残らない。
  • 少しだけ、合言葉を聞くだけでよかったが、ロジャーは完全に蘇った。
  • ロジャーは成果(専門用語ではなく、不死になる方法を見つけたかという意味)があったのかと聞いた。が、成果はなく、彼は落胆した。
  • ロジャーは収容下にあるAPE(最上級多能性実体)と直接的な接触を始める。(願いをかなえてほしかったらしいが、代価が足りなくて不可能だった)
  • ロジャーは、死後の記憶も残っていた。そして、O5-2とO5-7に明かした。
  • それを誰かがO5招集議会で発表した。
  • ロジャーは嘘をついたことを認めるのを嫌がったが、彼も明らかに行動をおこしたくてたまらなくなっていた。
  • しかし、彼は再び証言をした。(死後の記憶が残っていること)
  • O5たちは最初はほぼ懐疑的な声が上がっていました。皆、穏やかな、気遣っているような、思いやりのある態度で接していた。
  • しかし、O5-8は彼の話を聞くにつれ、顔が徐々に青ざめていき、急に行動を起こすことを支持した。
  • O5-8は「私たちは人間の死をKeterのSCPであると宣言しなければならない」と。「死をいかなる犠牲を払っても収容しなければならない」と。
  • O5たちは次々に騒ぎ始めました。
  • O5-1は皆を静め、「O5-11の体験が真実かどうかはともかく」「私たち全員が理性を失っているのは明白です。このことに対して可能な話し合いの手段はたった一つしかありません。よって緊急プロトコル17を宣言します。その場で待機しなさい。私たち全員にクラスA記憶処理を施します。ロジャー、あなた以外にです。私たちはあなたを収容下から解放するという大きな誤りを犯しました。これで誤りは正されるでしょう。」と。
  • O5-2、-11、そして-7は会議室が閉鎖する前に抜け出そうとしていました。ロジャーは既に逃げ出していました。その結果、-7と-11は記憶処理を受けることはありませんでした。
  • そして、その死後の記憶は「死んでもその遺体の中に感覚や自我、精神などといったものは残る」というもの。
  • その後、この音声記録を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらからわかることは、このオブジェクトはロジャーの「死の記憶」そのものであること。それは情報災害のようなものであること。それはどんどんと拡散していく、「ミーム的な反面」も持っているということ。

 

 

 

Ρωγερ, έχετε καταβληθεί τιμή, σοι μετατίθημι στον παράδεισο.(ロジャー、お前は代価を払った。お前を天国に連れて行ってやろう。)

 

 

 

 

 

人間の死後の記憶など、まだ誰もわからない。だが、もしもロジャーの言っていること。つまり、彼の言う「絶するほどの絶望の中で息を止めているような、終わることのない窒息する夢」が現実だったら?

 

確かに、この記事はホラー創作サイトの一つのお話かもしれないけど、それが本当に「存在しない」という確証はないものかもしれませんね。SCP-101-FRかな?

 

 

SCP-2935: あゝ死よ

 

f:id:cp-yt:20201004213716p:plain

SCP-2935。

貴方もきっと、死になってます。

 

SCP-2935 - SCP財団

オブジェクトクラス: Keter

撹乱クラス: AMIDA

リスククラス: CAUTION

 

鍾乳洞内部に存在する時空間異常です。SCP-2935から発せられている無線信号に続いて財団職員に発見されました。SCP-2935は2016年の地球とほぼ同一の複製空間です。しかし、SCP-2935内部の生命は、生物学的なものも非生物学的なものも、また同様に知性ある実体・機械・コンピュータ・その他の"生きているような"現象も、全て2016年4月20日を以て死滅しています。これらはアメリ東部標準時(EST)で0300-0400の間に、突然、何の前触れもなく死亡したという結論が出ています。この原因は不明です。

 

補遺1: 発見

このオブジェクト周辺のサイト-81にて、通信職員が無線信号を検出しました。この信号は、歪みが入り判読不能の状態ではあったものの、なんとか信号の原点を特定するために職員が派遣され、エリア探索中にSCP-2935が発見されました。

 

補遺2: 探査記録

ここの項は各自最初に読んできてください。理由ですか?ほぼコピペになっちゃうからです…(泣)

SCP-2935 - SCP財団

+探査ミッション2935ってやつ。4つ並んでるからわかりやすいね

 

例のごとく要点をまとめると

 

1: 出口周辺環境の調査とサンプルの採取

生きている植生が完全に欠如している。(枯れている)

チキンなど、食べ物が腐食していない。埃まみれなのに。

人も死んでいるが、腐食の様子がない。

中西部の夏場。そこには鳥の声、虫の声、車の走る音。何もかもがない。

恐ろしいほど静かじゃないか?

 

2: 財団サイトへの到達

AIAD(人工知能)の反応がない。プログラムは生きているが、応答がない

SCPオブジェクトすら死んでいる。あのSCP-682ですら。どんなものでも対応してきたアイツが。

エージェント・ケラーのみは他と違って腐食している。しかも他のものが死滅した19日や20日にこのサイトにはいなかったのに。

 

3: サイト-19まで移動

サイト-19に収容されている963、173、076すらも生きてない。

 

 

4: SCP-2935世界の評価のため、MTF E-13によるサイト-19の偵察と並行して、自動化されたドローンを飛ばす

エージェント・ケラー(3でサイト-19にいた人)がドローンをサイト-19で再起動。ドローン下部に収集したアーティファクトの包みを積み込む。

ケラー: 俺は答えを持っていません。初めからそれがあるとも思っていません。俺は今から為すべきことをして、それが全てを正すことを願うのみです。(沈黙) ここを封印してください。こいつを、俺たちと一緒にここに閉じ込めてやってください。すみませんでした。

この言葉をドローンに言ってからドローンから離れる。

サイト-19から離陸してから約2時間後、サイト-19の方角から大規模な爆発(現地の核弾頭が起爆したことを示すきのこ雲)が発見される。

 

 

結果

回収したものや映像記録等を調べると、一斉に死んだ時間はアメリカ標準時03:13だった。そして、サイト-81で発見した、暗号化された保安警報。復号化することで、音声記録ファイルが隠されていたことが判明。内容は

 

 

 

 

 

 

 

 

音声記録ファイルの内容

 

オーケイ、始めます。俺の名前は…いや、(笑い) そんなのは大したことじゃないですよね。俺は…かつては…サイト-81のスタッフでした。これを聞いている誰かさんはここで何が起こっているかを薄々分かってるはずなので、俺の方から財団について説明する必要は無いでしょう。でも、他の事柄については…

何でしょう、かなり自明のことじゃないですかね? 全く…これを記録しているのは、今…21時36分、東部標準時…4月26日。俺はどうにか自動封鎖やら何やら解除して81に帰還できました、それで…ご覧の有り様です。

何か説明が付けられればいいのに、と思います。もし…もしまだ出血してなければ、俺は夢を見ていると思ったでしょう。実際、これは夢だったんだという夢を見てましたよ。でも目を覚ましたら俺は未だにここに居ました、ここに…一人きりで…そして皆が死んでいる。

俺は、ジョッパの、70号線を少し離れた場所で検出された信号を確認するために派遣されました。ちょっとした探索任務で、俺が現地に一番近かった。俺はそこに駆けつけて、そこに…洞窟を見つけて…その反対側は、さっき離れたばかりの場所と同じようでした、でも—

でも、そこはこの世界です。俺が辿り着いてしまったこの世界なんです。草も、鳥も、物が色々と空から落ちて来て、水の表面には黒い物が浮かび上がっていました。人々はそこら中で、立っていたはずの場所に倒れ込んでいました。そして、静けさが、悍ましいほどの沈黙がありました。と…鳥たちだけじゃない、虫の ― 虫の声すら…ただ風ばかりで、他には何も聞こえなかった。

俺は自分が見た物を報告するために帰還しました、そして…

俺は答えを持っていません。初めからそれがあるとも思っていません。正確な言葉で語る事すら出来ません。この世界は、俺が洞窟の中で見た世界とは違います。人々は動き回り、日付も異なり、全てが違う世界だった…だって此処は俺の世界、俺が離れた世界なんだ! ここには ― 俺の家族が、友人たちが此処にはいたんです。でも今は…

終わりました。全てが死に絶えました。邪悪な魔法も、超自然の星も、未来の光線銃も、偽物の真空装置も…何も残っていません。それらは何一つ、問題では無くなった。俺たちがやってきたことは何の意味も無くなった。何もかも終わったんです。

何かが…何かがあの洞窟の中に居たんだと思います…そしてその何かは、俺の後に続いてあそこから出てしまった。そこを出るために、そいつ自身を運ばせるためには俺が必要だったんでしょうね。そいつを解き放って、俺の世界に…こういう事をさせるために…

多分、俺です。俺が原因です。俺は多分…“死”になった。もし、それがあの洞窟の中にいて、俺がそいつを持ち帰ってしまったのなら、もう俺は死です。

俺は…収容室に立て籠もって、このクソ忌々しいドアを目詰まりさせました。今から眉間に銃弾をブチ込むつもりです。他の皆が死んでしまったんだ、一つぐらい増えたってどうってことないでしょう?

ただね、ふと思ったんです…もし誰かがこれを聞いているのなら…

貴方もきっと、死になってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つまりどういうこと?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解説

この記事はめちゃくちゃ説明が難しいので、他の解説サイト様のほうが分かりやすいかもしれませんね。

 

個人的な解釈なので間違いがあるかもしれません。

 

SCP-2935は"死の概念"のようなもので、入口となっている時空間異常の影響を受ける、つまり入口を通して平行世界に入ってしまうと、「別の世界に行くとその世界は死ぬ」という最悪な呪い、(ゲーム風に言うと死の属性とか?)がかけられてしまう。もっと楽に解釈するなら、平行世界に入ってしまうと「無意識殺害系死神」になってしまう。もしかしたら「拡散力極めたウイルスがくっつく」の方が分かりやすい?んで、その状態で、「まだ生きている平行世界」に入ってしまうと、最初に説明した、生き物だの機械だのは死んでしまう。そういう、どうしようもない、死を待つだけのオブジェクト。

 

A世界のケラーはB世界に入る。

B世界は既に死になってて、それをA世界に報告しようと戻る。

A世界のケラーはB世界に入った時点で死になっていたので、A世界に戻るとA世界は死になってしまった。

 

こういう感じ。

 

それを悟ったケラーは自殺したり、チームと共に自爆したりしたわけですね。ケラーさん…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分がトリガーで世界終焉とかほんと罪悪感と虚無感で死になりそう…

それ以前に何もわからず一斉に死になるから怖いな…

 

 

SCP-3001: レッド・リアリティ

愛してるよレッド、愛してるよアナ。

 

SCP-3001 - SCP財団

オブジェクトクラス: Euclid

 

瞬間的なクラス-C"ブロークン・エントリー"ワームホールの生成を通じてアクセス可能な逆説的な平行/ポケット"非次元"です。SCP-3001はほとんど物質を含んでおらず、0.032と極端に低いヒューム値を持っている。これにより、内部の物質の劣化は極めて遅く、通常は致命的となる損傷でも生体や電子機器の機能は奪われない。生物は肉体から70%以上いの組織が失われても、脳の40%が残存している限りは通常通り機能すると予測されている。しかし、長時間いると、物質はSCP-3001自体のヒュームレベルに近づき、物体自身のヒュームフィールドが崩壊するにしたがって重篤な組織や構造の損傷を引き起こす。

 

SCP-3001は当初現実歪曲技術の試験と収容を行うサイト-120で2000年1月2日に発見された。そのとき、ロバート・スクラントン博士と、その妻のアナ・ラング博士はサイト-120の主任研究者で、"ラング - スクラントン安定機"(LSS)と呼ばれる現在のスクラントン現実錨のプロトタイプの装置の開発を行っていました。で、予期せぬ地震により、サイト-120の現実性研究室AのLSSが損傷、スクラントン博士はSCP-3001に転送されました。

 

スクラントン博士は当初死亡したと考えられていたが、少なくとも5年11ヶ月21日は生存しており、その間彼は、SCP-3001内での経験と観察を、彼と共に持ち込まれたLSSコントロールパネルを用いて記録することができました。このパネルは、より発達した現実歪曲技術の試験の予期しない副作用により、回収されました。この記録はSCP-3001の研究の基礎となりました。新たな技術が開発されているにもかかわらず、スクラントン博士の回収と再統合は成功していません。

 

スクラントン博士のログの文書化は以下になります。

…と言いたいですが、各自で見てきてください。(全部写すと長くなるので)

SCP-3001 - SCP財団

Access, File: スクラントンSCP-3001ログってやつですね。文字が赤いのですぐわかります。

 

はい。多分ここをを読んでいるということは見てきたのでしょう。ということで、ちょろっとまとめます。

[最初の8日の間、スクラントン博士からは解読可能または意味の通る発話は記録されない。彼はパニック、混乱、怒りを交互に繰り返しており、出口を探してSCP-3001内を移動しようと試みているように見える。11日目に彼はようやく録音機器に接近したが、さらに数時間、それが作動していることに気付いていなかった。]

なんてことだ、これは実際に録音してるのか?

2ヶ月、8日、16時間。

だが……周囲にはこの点に関して議論する相手もいない。私自身をつなぎとめるために、このコントロールパネルへ話しかけている。わ……私は記録し続けなければならない。将来、私のように終わる不幸な人間が出るかもしれない。そして……もしこれが外に出ることが出来たなら、それを発生することを防ぐ助けになるかもしれない。これが今私にできる唯一のことだ。そして私には何かすることが必要なのだ、ハハハハ……

……だから、ロバート……スクラントンは……新しいSCPを、将来の研究目的で記録する。それがやるべきことだ。始めるぞ!

ついにこの空間をSCPとし、研究することを決意した。

2ヶ月、11日、10時間。

アイテム番号:SCP、知らないよ、そんなのは。

オブジェクトクラス:Euclid、多分、だがわからない。状況によりアップデートしていく。もっと探索しなくては。

特別収容プロトコル:臆病に聞こえるかもしれないが……うむ……我々はこれを収容できるかわからない。ここは……明らかに地球上ではない。正直言って、ここがどこだかわからない。私は……この空間と安定機のプロトタイプが何らかの相互作用をしたと考える……あとでこれをまた説明する……オーケー、ええと……そう、私がどこにいるにせよ、これが収容できるとは思えない……生成と同じく。違う違う、私が探してた言葉はこれではない。ええと、進入、そうだ、進入の方がいい。私はここへとても酷い現実歪曲事故で入った、そして……違う、違う、ロバート、そんなふうになるなまだ、出口がないかどうかなんてわからないじゃないか。

2ヶ月、11日、18時間。

それで……待て、違う、説明だ、ロバート、フォーマットに従うんだ……この場所……私が考えるには何らかの現実性のギャップではないかと思う。ここは暗い。本当に暗い。内部では、この私の言葉が録音されていることを示す小さな赤いライトが唯一見える光だ。自分の手も見えない。ようやくコントロールパネルが見える程度だ。ライトを中心にして、どの方向へ何歩離れてるか覚えなくてはならない。まだ100歩以上離れたことはない。それ以上はとても……とても怖い。ハハ、もう髪が白くなってるんじゃないかと思うよ。見ることはできないけど。そう言えば最近頭も痒いんだ。そのことを考えなければ大丈夫だけど、でも顔全体がヒリヒリする感じがある。なぜかはわからない。

2ヶ月、15日、4時間。

オーケー……ふう、わ、私は少し落ち着かなくては、ジーザス、神よ、クソ……クソッ、クソッ……私は……私はこの場所の特性をまた一つ見つけた。ここまでずっと、ある種の……平面を歩いているんだと思っていた。小さな赤ライトを見続けながら、見える限界まで行ってみた。平坦な道を真っ直ぐ歩けるように感じた。ジーザス、頭が混乱している、アドレナリンがまだ出続けてるんだと思う……だが、私の仮説が正しいなら、そしてこれが一種の現実性なら……虚無だ、そして歩けるような地面はない。今考えてみると、ここにいる間、私は歩いているように感じた、だが何かの中を泳いでいるようでもある。そしてその何かは濃厚で、形にフィットして、それ自身の……圧力がある。適切な言葉とは思わないが、しかし忌々しいことに、この場所は筋が全く通らない、そして私は全力で理解しようとしてるんだ。わかるか?!

神よ……すまない。

つまり、思いつく限り一番いい表現は……濃い黒いゲルの中を歩くようなものだ。私を"表面"に留める十分な張力がある、しかしもし私が……十分強く下がろうと念じれば、降下できる。待て。待て待て待て待て、もっと……もっと試してみる必要がある。また戻る。

2ヶ月、17日、2時間。

進行方向は……特定の方向へ移動しようとする意識のインパルスに強く影響される。つまり、これは完全な現実性ギャップではない、少なくとも私とアナの理論によれば。もし - もし完全な現実性ギャップならば、私は全く動けないはずで、空間は存在しないはずだ。オーケー、オーケー、これで以前より筋が通ってきたぞ、凄い、凄いぞロバート、何かひらめきそうだ、考えるんだ。小さな赤から、平面を歩いて近づいたり離れたり出来た時点で気づくべきだったんだ。これで空腹や脱水で死なない理由も説明できる。ここではほとんど時間が経たない。オーケー。では私は小さな赤の直ぐ側に立って……"下へ"オーケー、ここから小さな赤を三次元空間の起点と考えるんだ。直進して……下がる、そうだいいぞ、そして……そして小さな赤のもとへ"上がって"戻る。そして赤を飛び越えて"飛ぶ"事もできる。ここでの移動は遅い。私の言ったように、ゲルの例えは最も上手い描写だ。

2ヶ月、22日、3時間。

アップデートのために戻ってきたぞ、レッド、サー!ハハハ、来いよレッド、気楽に構えてくれよlighten up 。ハ!駄洒落のつもりじゃなかった……レッド、ちょっとは笑えよ、面白いだろう!

「レッド」とは、このLSSパネルの赤い光のこと。よほど寂しいんだろうな…

……

何にせよよし。オホン。

この場所は依然としてKejelの現実性パラメーターの法則にはほとんど従わないようだ。ほとんどと言うのは、本当にほとんど無いんだ。私の計算が正しいのには自信がある、だけど……待ってくれ、もう一度チェックする……

ジーザス。よし、よし、大丈夫だぞ。オーケー、この場所は……もし我々が標準のヒュームスケールを使っているならば、私はヒュームスケールが……0.0……4くらいの現実性の中にいることは確実だ。そう、そう、これは本当に、本当に、本当に凄く低い。なので……私がさっき言ったように、時間も空間もとても小さなスケールで存在する。だから私の生体活動は栄養失調によって終わることはない。しかしそれは同時に……同時に何を意味するのかよくわからない。

さて、この時点で分かっていることをまとめると

  • だいたいEuclid。
  • 地球上じゃない空間で、とても酷い現実歪曲事故で入らない限り多分入れない。
  • 何らかの現実性のギャップかもしれない。
  • 暗い。何も見えない。見えるのはこのパネルの小さな赤い光のみ。
  • なんか頭とかがヒリヒリする。
  • 空間は虚無。地面はない。例えるなら、濃い黒いゲルの中にいる状態。
  • 進行方向は、「そっちへ進みたい」と思うことで進める。(「前に進みたいと思ったら前へ」のように)
  • 時間の流れが極端に遅い。それが原因で空腹や脱水で死ぬことはない。
  • ヒュームスケールは0.04程度

という感じ。さすがだスクラントン博士。

アナ、こんな時はどうしたら良い?君の助けが必要なんだ。この……このヒリヒリした感じ……僕のヒュームフィールドが散逸している……僕の……僕の現実性が薄れていく……3年、僕は3年以内に自分自身を安定化させる必要がある。

ヒュームフィールドは高いものが低いものへ拡散していくみたいな…。砂の山を想像してほしい。砂を上からかけると、下の方へ流れてしまうだろ?そんな感じで、ヒュームも低い方へ流れてしまうんだ…。なんかスクラントン博士みたいな口調になってきたな

じゃあ……行くよ……また会おう、すぐに。

6ヶ月、10日、5時間。

ハロー、小さなレッド。しばらくぶりだね。

覚えているだろうけど……思い出して……自分がなんでそんなにワクワクしていたのかわからないよ。この場所は……神よ、この場所、この場所は……地獄だ。

ここに果てはない。それはただ、ただただ続くだけだ。

私はある方向へ2、実に2ヶ月旅し続けた。神様、私はなんてバカだったんだ。どうしてここから出れるなんて考えたんだ?まるで愚かな昔のヨーロッパ人が、海が途中で落ち込んでいると考えたみたいに。大馬鹿だ、ロバート、バカだ、ただ - ただ - あああああああああ -

すべては無駄になってしまった。

10ヶ月、28日、15時間。
底なんて無い。そしてお前もクソ野郎だ。

レッド、君はいい聞き手だ。でも君自身について話してるのを聞いたことはないな。言ってみろよ、恥ずかしがるなよ。ここには他に誰もいない。そうだろう?ハハハ……ハハハハハ……

"申し訳ありません、ロバート。それは出来かねます"ハハハ、レッド、君は面白いな。

スクラントン博士の声は明らかに歪んでいる。彼自身とコントロールパネルがついに現実性崩壊したことが原因と考えられる。]

ロバート……寒い。私は……私はもはや足を感じられない。私は……私は以前話した……地点に到達したのだと……思う。低ヒュームフィールド……拡散……平衡……馬鹿な……ゴミの……山……

私にはもはやここにおける現実とは何かわからない。私が現実なのかはっきりしない。あるいは……それに近い……もし……もし私が本当にこうして消えるなら……わ……私はまだ死にたくない。死にたくない。おおよ、私は死にたくない……

蜘蛛の巣だ。僕の左手、蜘蛛の巣みたいだ。

ヒュームフィールド、ブームフィールド……崩壊速度は……補正プロメル相関の定数はいくつだった?10の4乗か?いや、いや……5乗、5乗だった、と思う……

僕……僕の手。手がお互いにすり抜け……レッド、レッド、レッド!レッド、助けて、助けてくれ、僕の手、僕の手を感じないんだ。お互いにすり抜けてまるで……まるで氷水みたいに、レッド、僕は、ああ神様、神様……

ハハ。
ハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハ。
ハハハハハハハハ。ハハハハハハハハハハハ。
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ。

5年、14日。

5年、15日。
5年、15日。
5年、15日。
5年、15日。
5年、15日。
5年、15日。
5年、15日。

やめろ、それは痛いんだ。

5年、9ヶ月、3日。

……

レッド?

5年、9ヶ月、3日。
5年、9ヶ月、3日。
5年、9ヶ月、3日。
5年、9ヶ月、3日。
5年、9ヶ月、3日。
5年、9ヶ月、3日。
5年、9ヶ月、3日。
5年、9ヶ月、3日。
[自動メッセージが97回繰り返す。

やあ、おチビちゃん、僕を置いて行ってしまったのかと思った……スクラントン博士の声は激しく歪んで、小さい音声のため、判別できる限界に近い。]

なぜかレッドと博士が話されてしまって、博士が戻ってきた。

この場所は狭くなってきてる。レッド、どうやったんだ?僕は……この場所には確実に終わりがある。神のみぞ知る……ベールみたいなものが遠くへ伸びていて、それに触れると凄く痛む。レッド、何が起きているんだ?

何故痛いのか?という疑問の答えは、自身よりも高い現実に触れているから。現実味がないから痛みを感じていなかったが、地震よりも高い現実に触れると現実味が増すから痛みを感じる。

暗く……暗くない。あのボーダーか何かはどんどん明るくなってる。いや、今でも凄く暗いでも……おお神よ、今は何かが見える。私、私は……おお、神よ、これは何なのですか?おお神よ、私がこれほど酷いとは知らなかった。おお神よ、神よ、神よ、殆ど無くなっている……

5年、10ヶ月、10日。

レッド、きみは硬い。まるで……違う、きみはとても硬い。君は……君は現実だ。そして……そして僕も君に触れていると現実になる。だけど……だけどそうするととても痛いんだ。君に触れていると自分がバラバラになりそうで……

およそ直径3キロ、そして狭くなってきている。これは……これはKejelの第4法則か?だけど……何をやってるんだ?ヘイ、ヘイ!私はまだここにいるぞ!止めてくれ!崩壊してるんだ!おおい!おおい!

崩壊ではない。波だ。これは波……何だと?

5年、10ヶ月、24日。

アナ、アナ、聞こえるかい?この波……この場所……オーケー、想像してみてくれ、2つの現実は重ねられた2枚の紙みたいなものだ。この場所は間で潰されたような空間だ。並行に、2つの現実性しか存在できないはずだが、この場所は小さい、でも無限の第3の……第3の……間の領域なんだ。まるでポイントAからポイントBへの橋を横切る穴に落ちた時のように。クラス-Cワームホールを思い出してくれ。その理論はたくさんの穴があるワームホールについてのものだ。ここは……ここはそういうワームホールが導く場所の一つだ。それは別の世界へと導くのではなく、へと導くのだ。行き止まりだ。この場所は行き止まりだ。クラス-C"ブロークン・エントリー"。

この波は、いずれにせよ、この場所と相互作用している並行現実から来ているんだ。つまりこの場所が極めて微小な隙間に存在していることを示している。そして……私とレッドを押している……なぜなら我々にはある程度の現実性が残っているからだ。そこへ向かって押して……あるいは吸い出している。次第に新しいワームホール……ホームへと向かう……ワームホールを作りながら。

……

窓が閉じて、私が帰った時何が起こるんだ?

ああ、ごめん、責めてごめん、レッド、違うんだ、来てくれ。そんなつもりじゃなかった。見てくれ、君は僕の友達だ。わかった?君は、僕の最高の友達だ。でも……これに向き合おう、君のほうがここを出られる可能性は高いんだ - ……僕をひとりにしてくれ、頼むよ、レッド?少しだけ……オーケー?僕は本当に……

ここでレッドを元の世界へ、博士はこの世界に残ることを決意。

[鳴き声と呻き]あと5年、あと5年、これが続いたら、あと5年自分を再安定化できたら、僕はどうすると思うレッド?!

[続く5日の間、コントロールパネルは低周波のハム音がパルス状に聞こえるのを拾い始めた。音量は次第に大きくなり、それとともにスクラントン博士の叫び声、泣き声、理解できない会話がバックグラウンドに聞こえる。]

[声が震えている]レッド。

[この時点で背景のハムノイズは20パルス/分検出される。]

5年、11ヶ月、9日。

たすけて。 [大きなビチャビチャという音が聞こえる。何かがコントロールパネルを叩いていると思われる。]

この世界には博士とレッド以外の存在はいない。つまり、ビチャビチャという音を立ててパネルをたたいているのは博士ということになる。どんな姿なのか…。知りたくもない。

……

アナ、君の脳をくれ、僕には半分しかないんだ。

……

[ハム音が1分あたり46回観測される。]

[泣く。]

[囁き。]すまない、アナ、そんなつもりじゃなかったんだ。ごめん、ごめん、ごめん、怖かったんだ。本当にごめん……[泣く。]

[囁き。]オーケー、大丈夫だ……もう1つの出口を見つけた……まだ僕の体は十分残ってる……[音声の乱れとともに、震える笑い声。]あともう5年……何かを……思いつくまで……5年[笑い声は泣き声に変わり、続く1時間で次第に静かになる。]

愛してるよレッド、愛してるよアナ。

5年、11ヶ月、20日

レッドとの別れを迎えた。

[ハム音は60回/分。]

……

[静かに泣く。]ア……ナ……スクラントン博士の話し方はほぼ通常通りである。][大きな金属音が聞こえ、続いてコントロールパネルを何かが叩くような音がもう一度聞こえる]
5年、11ヶ月、21日。

 

2005年12月23日、LSSコントロールパネルはサイト-120試験施設、現実性研究室Aに自発的に出現しました。

そして、妻であったアナとその助手たちが発見。

パネルから音声記録が流れ、そこで医療チーム出動要請をうけるところで音声ログは終了。

 

 

 

 

孤独の空間で一人、ずっと耐え続ける博士。彼は今大丈夫だろうか…

そして、孤独というものは本当に恐ろしいということが分かった気がする…

 

 

SCP-3007: 二人の芸術家の世界

 

警告

以下の文章はレベル6情報災害として分類されます。 権限のないアクセスはミーム殺害エージェントによる終了をもたらします。 自己責任で進行してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ミーム殺害エージェント起動

 

継続的な生命兆候を確認

 

ファイル検索中…



 

 

 

オブジェクトクラス: Keter

 

SCP-3007-1再発する幻覚現象で、年齢、性別、人種、健康状態、職業にパターンはない。-1は常に世界中の約██人(-2に指定)に影響を及ぼしていて、財団による排除の取り組みにも関わらず新たな事例が絶え間なく出現している。現在、対象の殺害以外に-1の阻止や停止に効果的であることが示された方法は存在しません。-1は一見不定期に生じ、各被験者において1日に4回発生します。持続時間は典型的には50~80分です。

 

影響を受けた被験者は、-3と指定した場所に移動したと主張します。被験者の間でほとんど同じですが、地球上のどの既知の場所にも類似しません。-1は度々複数の被験者で同時に起こりますが、-3内で出会った例はない。-1を体験している間、被験者は完全な身体動作を行うことができますが、聴覚、および触角でしか現実を知覚できません。そのため、被験者は影響を受けていない人物とのコミュニケーションを維持しながら-3の探索が可能。また、視覚、嗅覚、味覚は現実と区別できない。

 

また、-3内で得た、いかなるトラウマや外傷も現実の被験者に反映される。-1を体験している間に取られた行動により、高高度の影響から██人の被験者が死亡しています。さらに、-3から発生する音は、実際に-2の半径2m以内ではっきりと認識することができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SCP-3007-2によるSCP-3007-3の芸術的描写。絵画は見られない(補遺3参照)。(大きい画像なので折りたたんでいます)

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補遺1: 初めて-3について言及された、3007-2Cに対するインタビューログ。

 

要点だけ。
対象は退職した68歳の韓国人女性(SCP-3007-2C)
  • 幻覚が始まったとき、高くて狭いつり橋の上にいた。
  • 日中だが、陽の光は弱く、あたかも煙でおおわれているようだった
  • 空気はひどく嫌な臭いで、ごみと腐った肉を思わせるもの
  • 回りには全て街の廃墟がある
  • 高層ビルというよりは巨大な樹に似ている
  • 建物はとても高く、てっぺんをみるには首を伸ばさなければならないほどで、細くとがっていた
  • いくつかは真っ直ぐに立っているが、ほとんどのものは倒れていたり、瓦礫になっていたりした
  • 地面は見えず、都市は闇の中に永遠に続くようだった。
  • 全ての構造物は滑らかな金属の素材でできているようだったが、光沢があるというより、骨みたいな白色
  • 廃墟の中に生き物はいない。植物もない。全体が死んでた。
  • 遠くに背の高い、黒い柱がある。それは最も大きく、ほかのすべての建物から際立ってた。
  • 死体がどこにでも散らばっている。乾燥してミイラみたいになっていた。
  • からだはねじれていて骨が部分的に膨らみ、余計な手足のように皮膚から突き出している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

探査ログ 3007-GV

以前はイラストレーターだった23歳のオーストラリア人男性。著しく高い記憶能力を持つことが確認されている

 

要点だけ

 

SCP-3007-2GV: より近くに来たが、ここの周りにはもっと気味の悪いもんがあるぞ。六つ翼のあるジェット機が、オレの橋の下でぶっ壊れてる。 暫くの間引っかかってたんだな。[静止]コックピットのパイロットが見えるぞ。クソ… 体が真っ二つに割られてて、 それぞれが両側から乗り出してる。なんてことだ、ここはひどくメチャクチャだ。

SCP-3000-2GV: よし、自分は今柱を見上げてる。思ってたよりでかいな。円筒状で、厚さは40mぐらいある。もっとかもしれない。

SCP-3007-2GV: うーん、多分飾りだが、カラフルなパッチが見える。階段が柱に巻き付いてて、頂上に続いてる。んでもって臭いが……なんてこった。

 SCP-3007-2GV: 死体だ。くっそたれな死体の集まりだ。根元の周りに集められて、もろとも潰れてる。 何人そこにいるか数え切れねぇ…クソ…

SCP-3007-2GV: ええと、ここから、建物のおかしな部分に気づいた。建物は瓦礫になるか、爆破されてるだけじゃないんだ。いくつかはカールしてたり、切断されてたり、粘土みてえに押し潰されてたりしてる。むしろ変形してるみてぇだ。子供が手にとって、ヘンな形に曲げたワイヤーみたいに。

SCP-3007-2GV: 船と死体さえも同じだと思う。以前人間だったように、殆どの死体は人の特徴を持ってた。地震はそんなことはしない。それは意味をなさない。何がここで起きても、それはただの破壊じゃなかった。ソイツはこの場所で遊んだんだ。

SCP-3007-2GV: 今、最初の絵を見つけた。細長くてオレよりも高さがある。柱の周りに2、3個あるのが認識できる、階段のすぐ傍だ。柱そのものが絵を見せる為に設計されたみたいだ。

 

1枚目.

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SCP-3007-2GV: 2番目の絵の上に来た。最初の物よりももっと難解だが、いくつか飛行機があるのが見える。しばらく前に見つけた、6つの翼の奴だ。

 

2枚目.

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SCP-3007-2GV: ジーザス… この絵はクソッタレだ。いくつかの死体があるが、まだ生きているように見える。クソ、臭いをまた思い出しそうだ。

 

3枚目.

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4枚目.

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5枚目.

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SCP-3007-2GV: 先生、 オレ… ああ、アンタの言う通りだ。どうせなら最後まで見届けるか。

風が今大きくなり、被験者が異なる表面に足を踏み入れると、被験者の足音がほとんど消える。被験者は突然支離滅裂に叫び始める。 鈍い衝突音に続いて、何かが擦れる音が聞こえる。

SCP-3007-2GV: 嘘だろ…何だよこれ!何なんだよこれは! [吐こうとする。]

████博士: 何が見えていますか?

SCP-3007-2GV: 知らねぇよ。 今まで見てきた奴全部みたいに干からびてる、けどこれは― これはデカい!顔は自分の10倍ぐらいに大きいし、体には、ああなんてこった、腕がいっぱいあって、ところどころ抜け落ちてて曲がってて― [叫ぶ。]

████博士: R█████さん、パニックにならないでください。それは死んでいる、そうでしょう?それはあなたに少しも危害を及ぼしません。

SCP-3007-2GV: 違う、先生、死体だけじゃない、死体の下にある絵だ。 最後の一つだ。未完成だが、それでもわかる…… ああ神よ…どうしてここにあるんだ?このクソッタレは [アクセス拒否- 補遺4を参照]。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 作者様の絵の解説の要約

 

遠い昔、どこかの世界に神様が居ました。神様は自分の子供を作り、生きるための素晴らしい世界と多くの贈り物を与えました。数千年くらいはうまくいっていました。

 

子供たちは宇宙探検をし始め、偶然にも「それを知っているすべての人の後にやってくる、強力な情報災害的実体」を見つけてしまいました。

 

そしてそれついにその世界へやってきてしまいました。そして、それは建物や贈り物を娯楽のために壊しました。そして、子供たちの代表は神様この世界抜け出すように提案しました。神様はその世界に残り、それを食い止めることにしました。

 

神様子供たち贈り物を別の世界へ逃がしてあげました。そして、子供たち神様のことや贈り物のことを忘れてしまいました(記憶処理)

 

でも、忘れないように、子供たち古い世界に”再訪”し、認識災害情報に合わせるというイベントを作り出しました。そして、最期に神様古い世界の出来事を語る柱と絵を作り、行動するための警告と説明をしました。

 

あいつが、神様を殺したあいつが地上にやってくるまでもうすこし。

 

 

 

 絵も不気味…というか意識が吸い取られるような感じだし、内容も怖いし、あいつも怖いし…やばい(恐怖による語彙消滅)

 

あとわかりやすいかなって思って色付けたけどなんか…逆効果やな…

 

SCP-2616-JP: 雪中送炭

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SCP-2616-JP(夏季撮影)

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SCP-2616-JP内の暖炉(実験時撮影)

ただあの小屋が絶対におかしいことだけは断言できる。

 

SCP-2616-JP - SCP財団

オブジェクトクラス: Safe

 

 赤石山脈の山頂まで100mの位置に存在する避難用の山小屋です。外見上は2階建ての木造建築。電化はされておらず、内装も素朴。木組みの床とテーブル、石造りの大型暖炉しかない。また、屋内には暖炉の燃料として薪の束が一束、着火道具としてバーナーや火かき棒が置かれている。

 

異常性は下記の

  • 小屋の正面入口周辺の地面に積雪が2cm以上存在すること
  • 積雪した地面を観察するものがいないこと
  • 任意の燃料を小屋内部の暖炉に入れ、点火すること

これらの条件が満たされたときに発現する。

また、異常性は

  • 暖炉に投入された燃料は、酸素が十分ではなくても完全に燃焼。燃焼産物は二酸化炭素のみ。
  • 投入された燃料が燃え尽きた場合、即座に正面入口のドアがノックされる
  • ドアを開けると、ドアの横にさっきまで使っていた燃料が新品の状態*1で出現している。

 

これらの異常性は緊急時の避難先として非常に優秀で、かつ異常性が察知されにくいこと、同登山ルート上に他の避難小屋が存在しないことから、このオブジェクトには特段の収容措置が取られていない。また、不特定多数が利用することと、極めて有用な異常性に干渉するかもしれないことから、小屋内部および周辺には監視カメラも設置されていません。小屋内部には、遭難者の救出・保護のための遭難信号発信機が財団によって設置されます。

 

補遺: 2014年2月、SCP-2616-JPに滞在した2人の遭難者を保護。うち1人は恐慌状態だったのでインタビュー。

 

インタビュー記録-2616-JP-05

実施日: 2014/02/17

質問者: 高山部隊長(以下質問者)

対象者: 森川氏、山村氏(以下森川、山村)


[記録開始]

質問者: 落ち着きましたか?森川さん、山村さん。いくつかお話をお伺いしたいのですがよろしいでしょうか?

森川: (青ざめた顔で)あ…ああ。大丈夫だ。

山村: 僕も大丈夫です。

質問者: では、お二人はどうしてこの時期に山に入ったのです?もう数日前から大雪警報が発令されていましたが……あ、これは決してお二人を責めているわけではありません。ただ事実関係を把握する必要がありますので。

山村: 僕は森川さんに誘われて……森川さんは山歩きの達人なので、きっと大雪でも彼がいれば大丈夫だろうと思いました。

森川: あ、ああ。俺は何度も真冬の山を登ったことがある。今回はこいつを鍛えたくて連れてきたんだが、まさか遭難するとはな。

質問者: 失礼ですが、お二人はどういうご関係で?

山村: 森川さんは大学の登山サークルでの先輩です。僕、いつも森川さんのお世話になってばかりで……今回も、僕があんなにトロくなければ遭難することもなかったのに。

森川: ああ、全く。あの小屋を見つけなかったら、 二人とも野垂れ死にするところだったぞ?お前はもっと体を鍛えろとあれ程言ったのに。

山村: はい、すみません、先輩!

質問者: 森川さんの顔色が随分と悪いように見えますが、あの小屋で何かあったのですか?

森川: あの小屋!あれはおかしい。あれがなかったら死ぬところだったが、あの小屋は絶対におかしい。

質問者: おかしい、とは具体的に言うと?

森川: 当時は外がすごい吹雪いてたから、部屋の中に置いてある薪で暖炉に火をつけたんだ。意外と燃えがよく部屋があっという間に温まったが、そのせいか薪がすぐ燃え尽きてしまった。すると、小屋のドアを誰かが叩いたんだ。もしかしたら他の遭難者かもしれないと思って、ドアを開けてみたんだが、誰も居なかった。代わりに、ドアの横に薪の束が置かれていた。

質問者: もしかすると、近所の親切な人かもしれませんね。

森川: 俺もそう思ったんだけどよ。けどその薪の束を使い切ると、またそいつがドアをノックしてきて、ドアの横に薪の束が置かれてたんだ。何度も何度も。気になって薪の束をよく見たら、木目の位置もさっきまで燃えていたものと同じなんだ。それって、どう考えてもおかしいよな??

質問者: なるほど……確かに不思議ですね。その件については私たちも調べてみます。ところで…山村さん、先程から会話に参加していませんが、当時は何か気になることはありましたか?

山村: 僕?部屋があたたまるとすぐ寝てしまったもので、ノックの音も気づきませんでした。でも途中で急に寒くなって、起きてみたら自分が玄関のところで寝転がってたのでビックリしましたよ。

森川: 暖炉の換気が悪くなって一酸化炭素が出てしまったんだ。俺がお前を外に運び出したんだぞ?せいぜい感謝しろよ。

山村: はい!命の恩人です!先輩!

質問者: 他に何か気づいたことはありますか?

森川: それ以外はないな。ただあの小屋が絶対におかしいことだけは断言できる。

山村: ほとんど寝てましたので、特にありません!

質問者: それでは質問は以上となります。ご協力ありがとうございました。

[記録終了]


終了報告書: インタビュー後、両名はクラスA記憶処理を施された上で解放されました。また、発言にはオブジェクトの異常性と矛盾した点が見られるため、財団は調査をすすめるとともに両名の動向を監視しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解説の前のヒントまず、燃焼副産物は二酸化炭素だけなのに、なぜ一酸化炭素が出てきたのでしょう?もしかしたら出てきていないのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解説この森川氏は、実は山村氏を殺害する予定で登山に誘ったのだ。そもそも初心者っぽい山村氏をこの大雪警報が出る時期に誘うだろうか?普通は危険だから誘ったりはしない。だが、誘った。作者様の解説では、元々は単純に山村氏を大雪の山に一人置き去りにして、自分だけ帰ろうとするつもりが、偶然山小屋を発見したため計画を変更したらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これはいわゆる「意味が分かると怖い話」ってやつですね。

 

 

SCP-CN-996: みつけたよ

もう君をみつけてるよ

 

SCP-CN-994(記録用:我看见你了/みつけたよ) - SCP財団

 

オブジェクトクラス: Euclid

 

サイト-CN-34内部で発生する異常現象です。影響を受けた人間が所在する密閉空間と外部を連絡している戸や窓が内部から開かなくなる。同時に、壁面や床、障害物の表面には大量の眼球が徐々に浮かび上がる。少数の発生事例において、影響を受けた者は使用している電子機器の画面上に大量の無意味な文字符号が出現したり、空間の四方から低く沈んだ衝撃音が発生したと報みいつけた。影響を受けた空間を外部から強引に開みいつけたイベントが終了し、空間の異常はすべて消失する。精神的に来るわぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サイト-CN-34の監視システムはあなたがSCP-CN-994の影響を受けていると判断しました。その場から動かず、鎮静状態を保ってください。機動部隊-庚午-23(”不可視”)はもう君をみつけてるよ

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うん…純粋に怖いわ

 

 

SCP-8900-EN: 青い、青い空

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SCP-8900が[編集済]のアメリカ兵数人に影響を及ぼしている。

諸君、我々は失敗した。

 

SCP-8900-EX - SCP財団

オブジェクトクラス: Keter

 

接触によって感染する、可視スペクトルに影響を与える複雑な知覚現象です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

O5-8の机より発見

諸君、我々は失敗した。SCP-8900の影響はあまりにも広く拡散し、ありふれたものになってしまった。空の自然な青は下品で不自然な色合いに変わり、木々の緑は等しく汚された。SCP-8900は全ての可視スペクトルに荒廃をもたらし、我々は覆い尽くされた。

正反対の影響を及ぼす「感染症」を作り出すという試みもまた失敗した。我々は被験者に対して自然な色彩を復元させることに成功したが、この処置は被験者の口を利けなくしてしまうようだ。その上、今しがた使者がオフィスに到着し、我々のささやかな試みが収容違反を起こしたことを伝えてくれた。未来のエージェントはその性質から、これをSCPオブジェクトとして扱わなくてはならないかもしれないな。

我々にはたった一つの選択肢が残されたのだ、諸君。私は財団の最終フェイルセーフ手段、アンニュイ・プロトコルを実行する。

適切な権限を持つ君達がこのメッセージを受領する頃には、財団は世界中の資源を動員し、保有する中で最も微細な効果を引き起こす記憶処理薬である化合物ENUI-5、その大量散布を終えていることだろう。世界中のこのような恐怖を味わうべきでない男女が、立ち止まり、困惑し、自らの生活に戻るだろう、この現象が常に存在していたと確信し、何を失ったかを決して知らないまま。ただ一つ、SCP-8900の影響を受けていない写真のみが真実を伝えていくことだろう。私は残念でならない、諸君。本当に残念だよ。

これはやり遂げられねばならない。

— O5-8.

確保、収容、保護。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我々の知らないところで、財団は失敗し、SCPオブジェクトの影響を受けていると考えると恐ろしい…。もしこれが可視スペクトルに影響するだけのオブジェクトじゃなかったと考えるとほんと怖い。世界終焉シナリオかな…

最後に

どうも鶴です。えー、たぶん過去最長です。怖い。この時点でこの記事も怖いです。え?引用で文字稼いでるんだろって?…ご名答(泣)

だってこの記事20000文字超えるんですよ…はてなブログの上限の5分の1ですよ?怖くないですか?

 

ちなみに、記事執筆に約12時間かかってます。疲れた。寝ます。おやすみなさい。

 

次回は何しよう…。最近次回予告が予告してないことが悩みです(唐突)

 

お楽しみに!(ごり押し)

 

引用元リンク

メイン - SCP財団

SCP財団へのリンクです。

SCP-2718 - SCP財団

SCP-2718: その後に起こるのは

SCP-2935 - SCP財団

SCP-2935: あゝ死よ

SCP-3001 - SCP財団

SCP-3001: レッド・リアリティ

SCP-3007 - SCP財団

SCP-3007: 二人の芸術家の世界

SCP-2616-JP - SCP財団

SCP-2616-JP: 雪中送炭

SCP-CN-994(記録用:我看见你了/みつけたよ) - SCP財団

SCP-CN-994: みつけたよ

SCP-8900-EX - SCP財団

SCP-8900-EX: 青い、青い空

 ありがとうございました。

 

 

 

著作権表記

Author: Michael Atreus
Title: SCP-2718 - その後に起こるのは
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-2718
CC BY-SA 3.0

Author: djkaktus
Title: SCP-2935 - あゝ死よ
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-2935
CC BY-SA 3.0

Author: Oz Ouroboros
Title: SCP-3001 - レッド・リアリティ
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-3001
CC BY-SA 3.0

Author: Zhange
Title: SCP-3007 - 二人の芸術家の世界
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-3007
CC BY-SA 3.0

Author: BenjaminChong
Title: SCP-2616-JP - 雪中送炭
Source: http://scp-jp.wikidot.com/scp-2616-jp
CC BY-SA 3.0

著者: AndyBlocker
和訳: snoj
和訳版画像: miku氏の自作画像を元にsnojが作成, CC BY-SA 3.0
INT版: SCP-CN-994 - I See You

Author: tunedtoadeadchannel
Title: SCP-8900-EX - 青い、青い空
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-8900-ex
CC BY-SA 3.0

 

*1:薪だったらちゃんと縛られた状態で、ガソリンとかならちゃんとした容器に入った状態

週刊SCP財団【第22週】

週刊SCP財団【第22週】

今週はAnomalousアイテム特集です!SCPオブジェクト一歩手前のオブジェクトとはどのようなものか…

 

目次

 

Anomalousアイテム とは

Anomalousアイテムとは、異常性を持っているが、SCPナンバーを振る程度ではない(研究や特別収容プロトコルが必要ではない)オブジェクトに使われるものです。

 

壊れないランプ

その名の通り壊れない。初期に追加されたAnomalousアイテムです。 

 

トスをした際に必ず"上を向く"ペニー硬貨

悪用できそうなコイン。だが研究者の誰一人もかけ事に悪用しようとしなかったらしい。やっぱり優秀だな。

 

クリエイティブ・コモンズ3.0個分のライセンスを含むCCレモン

クリエイティブ・コモンズ」ってなんだろう…それが3.0個分もか…

 

著者: syun5101

 

数式を筆記する場合、如何なる数式においても1ページに収まりきらない方眼紙34冊

なんというか…頭よさそう…

 

著者: ShincolorkiNaN

 

 

第三薬室からの発砲時に正体不明の男性の声で「ナイスショット!」と叫ぶ1964年型スミス&ウェッソン製.41口径マグナムリボルバー

ちなみにナイスかどうかはあんまり関係ないらしい。誤射した時もナイスショット…?

 

核のスノードーム

雪が降るのではなく、ミニチュアスケールの核爆発が起こる。音とか、放射線とか、衝撃はなく、爆発するパターンは降るたびにかわる。なんというか…oh..... 

 

常に普通よりとても遅く動くリス

飛び上がったり、落下するときも遅い。重力無視かな…。

 

絶対に解けない知恵の輪。触れた対象が強い怒りを感じる知恵の輪。

こんなもん解けるか! -博士

落ち着いて! -研究員

は? -研究員

ほらな?  -博士

 

著者: chuukunn

 

物品を説明しようとしたらイマドキな言葉で表現されるイケてるナタデココ10粒

消費した卍原研究員によると「チョベリグだった。」らしい

 

著者: potetono_NOTO

 

生きている死んだ猫

2019/10/8に寿命により死亡済。

 

著者: moririn5963

 

電力供給が行われていない状態でも井戸の前で反復横跳びする長髪の女性が映し出されるブラウン管テレビ

なんか疲れてるように見えるけど、いままで(回収した2000/3/6~現在)反復横跳び以外の行動は観測されていない。

 

…ん?なんかこっちに近づいてきてないか?-██Anomalous管理官

 

著者: imo

 

先端3cmが不特定の物体に刺さると説明し難い音が発せられる木製の串

発見した時、"でゅ串"と書かれた布袋に保管されてたらしい。でゅくし… 

 

著者: zetacha

 

時折7の目が出る6面ダイス

どうなっているんだ…

 

卓球台一台。これを用いて卓球を行った場合、負けた人物の名字が一ヶ月間「どうしようもない雑魚」と改変される。

「負けたからって落ち込まないでくださいよどうしようもない雑魚。」

「せめて博士はつけろ」

 

追記がひどい…

 

著者: Cinderella_amber

 

最後に

 ブログを書いてて思いました。目次がやべぇ…。

さて、今回のとてつもなくあきれるような手抜き感あふれる記事とは全く異なるような記事を次回は執筆したいですね…

 

次回は何をテーマにしましょうかね…

お楽しみに!

 

引用元リンク

メイン - SCP財団

SCP財団へのリンクです。

Anomalousアイテム記録 - SCP財団

Anomalousアイテム-EN

Anomalousアイテム一覧-JP - SCP財団

Anomalousアイテム-JP

 ありがとうございました。

週刊SCP財団【第21週】

 週刊SCP財団【第21週】

今週は前回予告した通り、世界終焉シナリオをテーマに紹介していきます!

世界終焉シナリオ…財団が敗北しかねない恐ろしいオブジェクトはいかに…?

 

目次

 

SCP-505: インクの染み

制御は非常に困難です。

 

SCP-505 - SCP財団

オブジェクトクラス: Keter

 

万年筆です。-1を含んでいること以外は異常なし。-1はSCP-505によって静止絵されるインクで、自己複製能力がある。様々な速度で拡散し、速度は触れた物質と-1の現在の量によって変化する。化学インク消しでは消せず、水酸化ナトリウムでのみ完全に取り除くことができる。が、特に濃縮された箇所では効き目がない。

 

水とかの粘性のない液体だと、普通のインクの拡散力と同じ拡散力を持っている。当たり前か。まあそれを考慮すると、地下水への汚染は必ず防止しなければならない。

 

多数の大規模環境汚染が発生→NK-クラス世界終焉シナリオへつながる可能性

 

 

SCP-571: 自己喧伝性感染図形

もし媒介者が大規模人口集積地に到達すれば、封じ込め違反はAKクラス世界終焉シナリオを招くでしょう。

 

SCP-571 - SCP財団

オブジェクトクラス:  Anomalous Euclid Keter

 

複雑な線と落書きの図形です。異常なミーム的効果を持っています。

異常性は

  1. 視認すると、すぐに紙片やその他筆記に適した部員具を探す。そしてSCP-571を写し始める。めちゃくちゃ複雑なのに成功率は約96%。
  2. 成功したかは関係なく、感染していない人を探し「うまく言い包めるか強要するかして書き写された図形を見せる」という行為をする。また、だんだん強迫的で強制的な混乱が増えていく。
  3. もし感染したことのない人に感染させることを失敗すると、指数関数的な精神的能力の劣化が発生する。

とまあこんな感じ。

 

んで、その異常性にある「感染していない人を探し図形を見せる」という行為が危険で、”もし感染者が大規模人口集積地にいたら?そこに到達したら?”

 

異常な拡散力による記憶処理が追い付かない→AK-クラス世界終焉シナリオ

 

 

SCP-1000: ビッグフット

 

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未検証のアマチュア映像の静止画。

やりなおそう

 

SCP-1000 - SCP財団

オブジェクトクラス: Keter

 

夜行性の雑食性猿人類。チンパンジー属やヒト属と共にヒト族に分類されている。生体は全長1.5~3m、体重は90~270kgとなっている。毛並みは灰、茶、黒、たまに白。知能はチンパンジーの平均程度。

 

ホモサピエンスとともに進化していて、10,000-15,000年前までは原人や人類と多数存在していた。が、とある絶滅イベントで1-5%に減少。このイベントというものは、SCP-1000がSCP-1000-f1に分類される異常な”疑似疾患”に罹ったことから引き起ったもの。

 

この病気は遺伝子レベルにまで進行しており、全SCP-1000に影響を与えている。ほとんどのSCP-1000は免疫を持って出生し、持たずに生まれてしまうとすぐに死んでしまう。

 

SCP-1000-f1の症状は

直接または間接的に罹患者を目撃したすべてのヒト科生物(免疫のあるSCP-1000は含まず)は最少2%の確率で永久に脳が停止し即死する。これは20分の観察ごとに即死率は1%ごとに上昇する。

 というもの。

 

 

 

 

 

 

 

==要LEVEL3クリアランス== 

 文書A-1596-1000: ジョーンズ局長からの書状

噂はすでに聞いているでしょう。SCP-1000はビッグフットです。

 

貴方達がビッグフットをゆかいな存在だと思うのは、そう思っていてほしいと我々が望んでいるからです。我々はハリウッドのコメディやバカげたドキュメンタリーに制作資金を出し、ゴリラのスーツを着た男に金を渡すなど、複数の捏造、洗脳を施しました。"ビッグフット"という言葉自体1958年に我々が作り、メディアに植え付けたものです。

 

何故そんなことをしたのか?それはすぐに分かります。

 

貴方達がすでに読んだ情報がすべて真実であるというわけではありません。2つの偽装情報と多数の意図的に省略した箇所があります。

 

SCP-1000-f1と呼ばれる"異常性疑似疾患"は存在しません。SCP-1000は魔法じみた死のオーラなど纏っていません。

 

SCP-1000の知能に関する情報も偽りです。彼らは我々と同等の知能を有しています。

 

これは我々の元へ逃れてきた「太陽の子ら」から得た情報です。我々はそれを信じませんでした - 信じたくなかったのです。

 

既に読んだ通り、我々がSCP-1000と呼ぶ類人猿は人類と共に進化しました。我々は昼に行動し、彼らは夜に行動する。いわば暗がりに潜む夜行性の同胞種といえるでしょう。

 

しかし、我々がまだ狩猟採集民族である間に、彼らは…変わりました。おそらく数千年は経った後のことでしょう。道具。武器。農業。家畜。定住集落。更新世の日光を受けて我々人類がまばたきしている間、夜に生きるSCP-1000の数は激増しました。彼らは何百億という数でこの惑星を覆い尽くしたのです。

 

現存する品を徹底的に研究してきたにも関わらず、我々には未だ理解できないものを彼らは作りました。有機テクノロジー。彼らは木々や猛禽を高速船へと仕立て、家畜の群れを列車都市、低木を空飛ぶ乗り物にするなど、数々のものを作り上げました。

 

我々の存在は希少で、現在のゴリラのような見た目をしており、最大でも数十万頭しか生息していませんでした。今日、野生動物が我々を避けるように我々もまた彼らとの接触を避けていました。そして我々が自らと同等の知能を持つことを理解していながら、彼らもまた我々を避けていました。我々のことを妖精やノームごとき存在とみなし、超自然的な事象は我々の仕業と考え、彼らが日中寝ている間に聞き分けのない子供を我々が食べてしまうと言い伝えました。彼らは減りゆく我々の野生個体群を保護区の中へと囲い、密猟を非合法化しましたが、裏社会において我々の骨は媚薬として消費されました。

 

そして、彼らの文明は滅びました。我々がやったのです。この我々は財団ではありません。人類のことです。

 

その言い伝えは曖昧模糊としています。多分トリックスターたる森の神の一人が人類に好意を示し、彼らの道具と使い方を披露したのでしょう。我々を柵で囲ったのはおそらく適切な対応でした。我々には何が真実かはわかりません。なんにせよ、SCP-1000の技術を手に入れた我々はSK-クラス支配シフトを起こし、地球上の支配種となりました。

 

我々は1日でSCP-1000の70%を一掃しました。「子ら」は花の日と呼んでいます。おそらくあらゆる花々が咲き誇る白昼、彼らが眠っている間にその殺戮は実行されたのでしょう。生き残りを追い詰めては、今度は殺戮ではなく弄くり回したSCP-1000の装置を用いて、我々は彼らは狂わせました。そして、広大な輝ける都市を焼き尽くしました。

 

我々は跡も形も残しませんでした。我々自身の記憶にすら残しませんでした。そして、SCP-1000とこの惑星に栄えた中で最も偉大な文明に関する知識を抹消しました。念のため、わずかな人間だけがその影響を免れ、禁断の知識を保持しました。他の人間は賢さを継承することなく、いままでの生活に戻りました。

 

そして、今日の我々が存在します。

 

貴方達はここに至りレベル3機密文書を読み終わろうとしていますが、ここで敢えてその要約を伝えます。SCP-1000はどうにかして自身の知能、知識を取り戻しつつあります。彼らは真にそれらを失ってはいなかったのでしょう。

 

これこそ増加し続ける"ビッグフットの目撃例"が大いに懸念される理由です。接触を試みる理由すらわからない点はさらに憂慮されます。

 

その通り、SCP-1000は我々のような存在です。その事実こそが彼らを危険なものとしています。我々は彼らを歴史と記憶の中から消し去りました。我々は彼らの文明の殆どを破壊し、彼らの種を根絶させました。貴方達に伺います。もし彼らが機会を得たなら、彼らは我々に何をするのでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

記録1000-ad065-x1: 以下は███/██/██の財団職員とSCP-1000の接触を大まかに訳したものです。

ゆるすよ;
いまはえらべる、ずっとはまたない;
やりなおそう

 

 

 

 

SCP-1238: トンネルフィッシュ

f:id:cp-yt:20200920215818j:plain

野生のSCP-1238標本

SCP-1238が1850弱の個体数に減少及び維持できるまで可能な限り早く破壊しなければなりません。

SCP-1238 - SCP財団

オブジェクトクラス: Keter

 

深海魚です。北太平洋アメリカ北西部からカナダ西部の沿岸に沿った深海に棲息している。成体は平均体長1.4m、体重100-110kgとなっている。またSCP-1238の大量の有害な鉱物を消費するため、人間が食すのに適しておらず、また現在は多量の、および人間の産業利用目的の漁は行われていない。

 

主に小魚と小型の海洋生物を食料としている。約4月上旬から7月中旬まで続く産卵期において、性的に熟した第二消化器官は活性化し、無機鉱物及び金属の消化及び代謝が可能になり、特にゴールド・ゾーンと指定される位置の変成岩の堆積物を好む。SCP-1238は産卵期の間、特定の地域の海底に大量に集まり、大陸棚の下を掘り進み、貫く作業を開始し、存在する岩を食べることによってトンネルを拡大拡張します。

 

SCP-1238が作り出したトンネルは産卵場所となり、メスのSCP-1238は期間中に最高40,000粒の卵を産卵することが可能。

 

え?今回のテーマ「世界終焉シナリオ」と関係しなさそうだって?そんなことはなくてだね…?

 

掘り進んだりなんだりでもしもトンネルが崩れたら…?”事象638-ミュー”と呼ばれる大規模な地盤沈下など多数の被害を出すことになる。これはIK-クラス世界文明崩壊シナリオである。まあとりあえずここからさらにひどいシナリオに発展しないようにプロトコルも計算されている。万全の体制…

 

事前の私達と中央倫理委員会との協議により、O5-8をこの知らせから故意に除外し、事象638-ミュー-34を知らせる事にはなっていません。O5-8の初期の人生と教育状況、また現在彼の拡大家族がゴールド・ゾーン内で生活している事から、O5-8が現時点で脅威に気付く場合、利害衝突が引き起こる可能性があります。

 

 

SCP-2317: 異世界への扉

特別収容プロトコル: 無意味。

 

SCP-2317 - SCP財団

 

 

 

 

 

 

反復1オブジェクトクラス: [データ削除済み]

 

木製のドアです。ドアを開くと、別の現実に転送される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

反復2オブジェクトクラス: Keter

 

特別収容プロトコル: 着任2か月後、1か月の心理カウンセリングのためローテーションで割り当て解除される。個々人は見るグラム従順性試験で最低72点を記録し、未婚で、子を持たず、財団への完全な忠誠のみを表明しなくてはならない。

 

木製のドアです。ドアを開くと、別の現実に転送される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

反復3オブジェクトクラス: Keter

 

特別収容プロトコル: 省略

 

木製のドアです。ドアを開くと、別の現実に転送される。直接アクセスできる領域は半径数キロにわたる塩田。7本の柱(-A~-G)による輪がSCP-2317の真ん前約10mのところに、直径10mの円状に位置している。柱はそれぞれ直径1m、高さ7m、大理石でできていてよくわからない浮彫を施されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

反復4オブジェクトクラス: Keter

 

特別収容プロトコル: 省略。セキュリティクリアランス4/2317のスタッフがひとり、毎月主任司祭の補佐として振る舞うため、「クラスD職員」として割り当てられる。

 

木製のドアです。ドアを開くと、別の現実に転送される。省略。

補遺1: 220-カラバサス手続: カラバサス手続は毎日太陽時省吾(太陽がSCP-2317直上の高さに達した時間)に実行される儀式。必要なものは

  • レベル3以上の武装した財団職員2人(以下、衛兵)
  • レベル4の財団職員1人(以下、司祭)
  • クラスD職員1人(以下、補佐)
  • [データ削除済]
  • 黒曜石の刃がついたナイフ一本(以下、刃)
  • 銀製のアスペルギウムおよびアスペルソリウム一つずつ*1アブラハムの宗教の司祭によって清められた最低500ccの聖水で満たす
  1. 司祭、衛兵、補佐がSCP-2317を開き、別の現実へ。補佐、衛兵、司祭の順に続き、衛兵は常に補佐を状況的に監視し続ける。
  2. SCP-2317に最も使い柱をはじめに、司祭は-Aから-Gを一定の慎重な速度で反時計回りに巡る。司祭はアスペルシリーズを用いて円の中心方向へ聖水を投げかけます。
  3. -A~-Gを一周したら、司祭は補佐の頭に聖水をふりかけ、「█████、█████、████████████」という。
  4. [データ削除済]
  5. 補佐は-A~-Gを時計回りに巡り、血と聖水を混ぜたものを円の中心方向に投げかける。
  6. 一周したら補佐は石柱の円の中心へと歩き、中央の塩と砂の変色した部分へ血と水をまぜたものを注ぎながら「███████、███████」という
  7. すべての素材が集まったら、黒曜石のナイフは格納され、全職員が既刊したのち、扉を閉じる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

反復5オブジェクトクラス: Keter

 

特別収容プロトコル: 省略。

 

省略。-Aから-Gは砂の表面から下に200m延び、-Hに繋がっている。-Hは直径100kmの球状の空間で-A~-Gの直下に位置し、同じ石で縁取られている。-Hに収容されているのは-K(以後、実体)。

 

実体は、巨大な体躯を持つ太った人型生物であるとされている。直立時の全長は200kmを超えると見積もられている。頭からは木の枝に似た角が突き出ている。前身は数百万の板状の鱗で覆われている。背中には、7つの思いかぎが埋め込まれている。それぞれが部屋の天井に食い込んだ7本の下端に重い鉄の鎖でつながれている。

 

文書の執筆時点で、柱と鎖の6つまでは壊れるか破損しており、完全な鎖はのこり一つだけです。

 

補遺1: 省略。変更点↓

必要材料: [データ削除済]⇒オスのニワトリ一匹(以下、鶏)

手順: 

3. 「█████、█████、████████████」⇒「七つの封印、七つの指輪、七つの玉座緋色の王のため」

4. [データ削除済]⇒司祭は補佐から安全な距離に移動します。補佐は黒曜石のナイフを取り、それを用いて鶏を生贄にささげるために殺します。鶏から血を絞ってアスペルソリウムに加え、かき混ぜて既に入っている聖水と混ぜ合わせます。
7. 「███████、███████」⇒「血は古き神々に、水は新しき王に」

 

 

 

 

 

 

 

 

反復6特別アクセス指定: CODE NIGHTMARE REGENT RED

 

特別収容プロトコル: 無意味。

 

「████、世界を貪る者」(名前は意図的に削除済)として知られる太古の実体です。Erikeshの古文書には、およそ紀元前1894年にErikeshの秘術者たちによって捕らえられ、獄につながれたらしいです。関連する章句から抜粋すると

爾の時KESHPETH雲を超え一万の軍を率いてかの地へ出て、貪る者、其の名は永久に忘れ去られてあれ、と戦いをなせり。しかしてKESHPETHとその一万の軍はJASPETAR、恐ろしき貪る者、其の名は永久に忘れ去られてあれ、の7人目の妻の骨から狡猾なる鎖を作り出し、かの者を海の下の領なる塩の鏡の下に住まう牡蠣の父の真珠の中に繋ぎ止めたり。かくてKESHPETHは命じたり、遠き地への扉は永久に封ぜられよ、恐ろしき貪る者、其の名は永久に忘れ去られてあれ、が我らの世界に戻り来る道を見出すことあるまじくと。

 

想定収容プロファイル: 各種徴候から、最終的な収容失敗は執筆時点での次の世紀で行われる。失敗までの平均時間は30年と見積もられている。鎖を修復、交換するといったものはすべて失敗しました。貪る者が我々の宇宙に進入することを防ぐことができる可能性は非常に薄く、特に鎖を作るのにつかわれた本来の素材(他の貪る者と同種の実体の骨と腱)は存在していない。

 

これらの事実による内部の絶望やパニックを防ぐため、偽の収容手順が作成、実行されます。これには数々の要素によって真実味を与えられていますが、まったく無効です。

 

 

 

 

 

 

 

 

SCP-2950: ただの椅子

どうか貴方に幸運あれ。世界は貴方を必要としている。

 

そして最後に、昇進おめでとう。

SCP-2950 - SCP財団

オブジェクトクラス: Safe

 

金属製の折りたたみ椅子です。座ると、普通の金属製の折りたたみ椅子では得られない高い快適さを感じさせるという能力を持っている。

 

そして座った被験者は、ずっと座っていないといけないと感じ、離席を求めると敵対的になることが多い。長く座るにつれて口頭の指示での離席がより困難になり、30分もすれば実力行使しなければ離席できないほど。

 

 

 

 

 

dArkN3ss201 f4l1S-個人認証完了

新しいO5-6へ。

これは君にしか閲覧することが許されていない部分だ。

ときに、このSCP財団は限られた数人にしか情報が開示されないことが多々ある。それが一人の場合もある。

SCP-2950。あれは単に快適な椅子ではない。多分予想はしていただろうが。我々が(つまり、貴方や私)誰もにそう思い込ませてきたからだ。

真実をいうと、SCP-2950は定義不可能なKeterクラスの存在。反ミームを持つものだから定義ができないわけではない。我々はあれが何なのか定義しなければならないかあrこそ、定義できないのでいる。SCP-2950は最も多数の人々がこうだと思った姿に変化するからだ。

あれは本当に椅子なのか?大部分の人々にとってはそうだ。だが、貴方にとってはそうではない。我々は前述の文書を多数の人々に閲覧させ、あれが椅子だと知らしめなければならない。

貴方はこう考えるかもしれない。”単純にSCP-2950を忘れ去ってしまえばいいのでは?”たしかに、財団だけなら可能だったかもしれない。だが、財団の外部者もまたSCP-2950の性質を知っている。その何者かはあれについて忌々しい本を書いたのだ。

全てはあの本、ある種のXK-クラスの怪物だと記述されたあの本を発見したときから始まっていたのだ。我々は本の内容を真実だと信じ込み、それを前提とした収容プロトコルを開始した。そしてSCP-2950はその通りの存在だった。

収容の過程で、「蛇の手」は我々があの本を理解することを阻止しようとして苦労していた。我々は何も把握しておらず、また彼らの大多数もそうだった。正しい知識を持った数人が我々に真実を語った。しかし、遅かった。

通信を利用し、O5と「蛇の手」は極秘裏に会議の場を設け、SCP-2950の存在について議論した。彼らは所有していた例の本数冊を我々に見せ、知るべき情報を語って聞かせた。

SCP-2950に対する認識を消去するための処置を行った後に、我々はお互いの内の1人ずつがこの知識を保持することに同意した。こうした事件の再発を防ぐために。

双方とも本の出処を発見することは叶わなかった。我々が本を発見した件についても情報が失われており、誰も入手経路を知らなかった。それこそが貴方に宛てたこの文書の意図だ。この事実を記憶に留めるだけでなく、可能なら本の出処を発見するのだ。私は今までのO5-6と同じように失敗した。しかし貴方はきっと違うだろう。

さて、いよいよトーチを後任の手に託す時が来た。重ねて言うまでもないだろうが、貴方はたった1人の担当者である。「蛇の手」に連絡をとり、支援を求められる保証はない。

どうか貴方に幸運あれ。世界は貴方を必要としている。

そして最後に、昇進おめでとう。

O5-6

そう、もし、全員がXK-クラスの怪物だと信じ込んでいたら…。世界終焉シナリオを難なく起こすことのできる怪物だと信じ込んでいたらどうなっていたのだろうか…

 

 

 

 

 

 

 

SCP-188-KO: 地球の心臓

 

f:id:cp-yt:20200920233907j:plain

発見当時のSCP-188-KO

「既に引き上げられた重心」が地球の中心に「墜落」

 

SCP-188-KO - SCP財団

オブジェクトクラス: Keter

 

T字タワークレーンです。枠組みは未知の金属体で出来ている。ワイヤーロープの長さは外部に露出しているものだけでも約6377.5kmあり、さらに地中に入っている。

 

毎日太平洋標準時で12時から1秒間だけワイヤーロープを引き上げる。引き上げる速度は0.05mmと非常に遅い。が、フックが引き上げられて上昇した高さに応じて地球の重心がSCP-188-KOに向かって移動する。(つまり、1日に0.05mm、1年で1.8cmずつ地球の重心がSCP-188-KOに向かっていることになる)

 

これにより、太平洋地域での海面温度が地球温暖化で予想される数値の2倍以上の速度で上昇したりとかなり影響が出てきている。

 

財団もこれには対抗すべく、ロープを融解しようと考えたが、その後の重心が地球の中心に「堕落」するという恐ろしいことが起こるという仮説が出たため保留となった。

 

さて、このまま引きあがっていったらどうなってしまうのでしょうか。

 

 

最後に

んー、世界終焉シナリオってホントに容赦ないね…。もう少し財団にも慈悲を…

 

来週のテーマは未定です。テーマ悩みますね…。

 

次回もお楽しみに! 

 

 

引用元リンク

メイン - SCP財団

SCP財団へのリンクです。

SCP-505 - SCP財団

SCP-505: インクの染み

SCP-571 - SCP財団

SCP-571: 自己喧伝性感染図形

SCP-1000 - SCP財団

SCP-1000: ビッグフット

SCP-1238 - SCP財団

SCP-1238: トンネルフィッシュ

SCP-2317 - SCP財団

SCP-2317: 異世界への扉

SCP-2950 - SCP財団

SCP-2950: ただの椅子

SCP-188-KO - SCP財団

SCP-188-KO: 地球の心臓

 ありがとうございました。

 

 

 

著作権表記

Author: ModernMajorGeneral
Title: SCP-505 - インクの染み
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-505
CC BY-SA 3.0

Author: seisatsu、
後にthedeadlymooseによってリライト
Title: SCP-571 - 自己喧伝性感染図形
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-571
CC BY-SA 3.0

Author: thedeadlymoose
Title: SCP-1000 - ビッグフット
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-1000
CC BY-SA 3.0

Author: Smapti
Title: SCP-1238 - トンネルフィッシュ
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-1238
CC BY-SA 3.0

Author: DrClef
Title: SCP-2317 - 異世界への扉
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-2317
CC BY-SA 3.0

Author: weizhong
Title: SCP-2950 - ただの椅子
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-2950
CC BY-SA 3.0

Author: dem42
Title: SCP-188-KO - 地球の心臓
Source: http://ko.scp-wiki.net/scp-188-ko
CC BY-SA 3.0

 

*1:面倒なのでアスペルシリーズでお願いします…

週刊SCP財団【第20週】

週刊SCP財団【第20週】

今週は食べ物特集です!さて、食の恐ろしさを感じてしまうのか…?(?)

 

目次

 

SCP-294: コーヒー自動販売

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回収当時のSCP-294

どうすんのか見せてくれ

 

SCP-294 - SCP財団

 オブジェクトクラス: Euclid

 

コーヒー自販機です。英語のQWERTYキーボードが取り付けられています。お金を入れると液体の名前を入力できます。注文すると、360mLの紙コップが置かれ、入力した液体が注がれます。で、初期実験では97種の液体(水とかソーダとか硫酸のような不飲料とか鉄とかガラスなど)を入力したがすべて成功した。

 

約50回の運転後、作動しなくなるが、これは機械自身が補給を行っているから。また、紙コップは苛性*1液体の影響を受けない。

 

実験は進行中です。また、二階職員休憩室に設置された。

 

付録(実験記録)は気になったら各自見に行ってね(投げ)

 

SCP-330: 君に2つだけ

2つしかとっちゃダメ!!

 

SCP-330 - SCP財団

オブジェクトクラス: Safe

 

小さな半円形のステンレスボウルの中に総量が変化する個別包装されたキャンディで満たされている系オブジェクト(?)。ボウルの側面には手書きのメモ ”2つしかとっちゃダメ!!” と注意書きがしてある。

 

この注意書きを無視し3つ以上キャンディを取った場合、即座に両手首が未知の手段で切断される。また、24時間経過後にキャンディのカウントはリセットされる。

 

 

SCP-458: はてしないピザボックス

これは素晴らしい。だが私は別のソースの方が好みだ

 

SCP-458 - SCP財団

オブジェクトクラス: Safe

 

大型ピザボックスです。人間が触れると、その人間の潜在的な好みに合ったピザが生成される。太りそう。これは、主要なピザチェーンのものからローカルチェーン、手作りピザまで制限なく作りだせる。

 

この異常性が一定のテストで明らかになった後、サイト-17の食堂にて職員に無料で利用されることとなった。なお、当オブジェクトの使用が許可された後、職員の士気が急激に向上している。

 

 

SCP-504: 批判的なトマト

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SCP-504

お昼ごはんに殺された

 

SCP-504 - SCP財団

オブジェクトクラス: Safe

 

トマトです。 トマトに聞こえる範囲にいる人間がつまらない冗談をいうと、瞬時に少なくとも時速160キロメートル(秒速45メートル)で飛んでくる。

 

ちなみに、過去の実験では時速3500キロメートル(マッハ3程度)というモンスター級の速さを生み出している冗談がある。…え?

 

 

SCP-871: 景気のいいケーキ

 

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SCP-871の一例

80日以内に地球が居住不可能になると見積もられています。

 

SCP-871 - SCP財団

オブジェクトクラス: Keter

 

237個のケーキのコレクションです。見た目や大きさが多種多様で、人間によって「ケーキ」と記述される全範囲の食べ物を含む。これまでに観測されたケーキで最少のSCP-871は15gのミニチュアカップケーキ、最大のSCP-871は22kg・長さが2mのバウムクーヘンです。でかすぎる…。

 

SCP-871が消費されると、およそ24時間後に類似したケーキに置き換わる。人間によって食べられる以外の方法で損傷を負ったケーキは瞬時に新しく入れ替わる。

 

消費されなかったSCP-871は24時間後に新たなケーキがその付近に生成される。つまり倍に増えるってこと。

 

現在20000個以上のSCP-871を管理して維持するための方法は見つかっていない。

一つのSCP-871によって起きる歯止めのきかないケーキの大発生によって、80日以内に地球が居住不可能になると見積もられています。

 

 

SCP-043-JP: なんでも食べられる調味料

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SCP-043-JP

テーブルを飲み込んだ死体 

 

SCP-043-JP - SCP財団

オブジェクトクラス: Safe

 

食卓塩です。なんらかの物体に振りかけた場合、使用者の胃の中へ瞬間移動する。瞬間移動する際、口や食道を通り胃へと移動する様子が観察できる。また、胃の容量を超える物体でも身体組織が異常に伸縮し、全てを胃へ収める。

 

胃液で消化できないものは半永久的にその体内に残る。出す方法は、使用者の死亡のみです。

 

あっ、間違って収容金庫でSCP-043-JPを落としちゃった!(謎茶番)

 

 

SCP-085-JP: うまい棒撲殺事件

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SCP-085-JP-18

SCP-085-JPに関する重要な報告

 

SCP-085-JP - SCP財団

 オブジェクトクラス: Safe

 

チョークで描かれた人型の図形と、一般に『うまい棒』として知られるスナック菓子の残骸からなる落書きです。全ての発見例において、頭部にスナック菓子の衝突を受けたようなデザインで、アスファルトなどの硬い地面に描かれている。

 

SCP-085-JPが出現する過程の記録や記憶がいかなる媒体にも目撃者にも存在していません。また、SCP-085-JPそのものを認識したために発生する影響についても確認されていない。

 

 出現地域はサイト-8110周辺地域に限定されています。サイト-8110から50キロメートル以上離れた場所での発見例はありません。

 

 

 

 

 

 

閲覧にはレベル3以上のクリアランスが必要です。オブジェクトクラス: Euclid

 

財団職員が起こす一連の異常行動です。現在までに発症した職員の間にはサイト-8110に所属する現場エージェントであるという点以外の共通点はありません。すべての異常行動はSCP-085-JPの元責任者の御手洗██博士を中心として発生している。

 

SCP-085-JPを発症した者は以下のような行動を順に行う。

1.チョークとスナック菓子(一般的に『うまい棒』として知られる)を購入などにより入手。

2.人目に付きにくい場所へ移動し、購入した材料を用いて1人で落書きを描きます。

3.自分で描いた落書きを御手洗博士へ報告

4.報告直後から約1週間以内に『SCP-085-JPに関する重要な報告』という名目で御手洗博士への直接面会を要求

5.出現する過程を目撃したと報告(報告する内容は違い、すべて虚偽である。)

6.報告が終わると、発症者は形式的な態度を豹変させ、暴力的な態度を露わにし、危害を加えようと試みる。

 

また、情報の捏造を指摘した場合、あるいは一連の異常行動を妨害しようとした場合、直ちに暴力的な態度をとることが分かっている。いや理不尽…。

 

この直接面会(インタビュー)は報告書の補遺に載っているので気になったらぜひ(投げ)

 

 

 

 

 

 

最後に

 なんというか…批判的なトマトの下に景気のいいケーキが来るとは…w

今週で第20週を迎えましたね。いやー長かった(涙)

これからもよろしくお願いしますね…

 

次回は世界終焉シナリオ系オブジェクトでも紹介しましょうかね…

 

お楽しみに!

 

引用元リンク

メイン - SCP財団

SCP財団へのリンクです。

SCP-294 - SCP財団

SCP-294: コーヒー自動販売

SCP-330 - SCP財団

SCP-330: 君に2つだけ

SCP-458 - SCP財団

SCP-458: はてしないピザボックス

SCP-504 - SCP財団

SCP-504: 批判的なトマト

SCP-871 - SCP財団

SCP-871: 景気のいいケーキ

SCP-043-JP - SCP財団

SCP-043-JP: なんでも食べられる調味料

SCP-085-JP - SCP財団

SCP-085-JP: うまい棒撲殺事件

 ありがとうございました。

 

 

 

著作権表記

Author: Arcibi
Title: SCP-294 - コーヒー自動販売
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-294
CC BY-SA 3.0

Author: Dr Kondraki
Title: SCP-330 - 君に2つだけ
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-330
CC BY-SA 3.0

Author: Palhinuk
Title: SCP-458 - はてしないピザボックス
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-458
CC BY-SA 3.0

Author: BlastYoBoots
Title: SCP-504 - 批判的なトマト
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-504
CC BY-SA 3.0

Author: Seibai
Title: SCP-871 - 景気のいいケーキ -
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-871
CC BY-SA 3.0

Author: kasyu-maki
Title: SCP-043-JP - なんでも食べられる調味料
Source: http://scp-jp.wikidot.com/scp-043-jp
CC BY-SA 3.0

Author: m0ch12uk1
Title: SCP-085-JP - うまい棒撲殺事件
Source: http://scp-jp.wikidot.com/scp-085-jp
CC BY-SA 3.0

 

*1:皮膚その他の動物組織に激しい作用を与え、ただれさせる性質のこと。

週刊SCP財団【第19週】

週刊SCP財団【第19週】

 今週はJP支部の要注意団体が登場するオブジェクトを紹介していきます。日本の要注意団体…もしかしたら世界屈指かも?(※そうでないと祈りたい)

 

ちなみに今回登場している要注意団体の説明はこちら(宣伝)

 

週刊SCP財団【解説週:2】 - 週刊SCP財団

 

目次

 

SCP-024-JP: カラオケBOXES

あまりにも実験申請が多すぎます。

 

SCP-024-JP - SCP財団

オブジェクトクラス: Euclid Safe 

 

コインロッカーです。液晶画面やキーボードがついています。また、液晶画面の上部には「東弊重工カラオケ(仮)へようこそ!」という文字と、現在の空きロッカーのナンバーが表示されている。

 

利用者がどれかのキーを押すと、液晶画面に利用人数、利用時間を入力する画面が出てくる。んで、それらの入力が終わると料金が表示される。これは「基準料金」となっていて、まあ当たり前だが、これより低くなればなるほど貧相に、高ければ高いほど豪華になる。そして支払いを完了すると空いているロッカーのナンバーが表示され、番号を入力すると施錠する。

 

そして中に入ると、生成されたカラオケルームに移動する。まあ当然だが、ここではカラオケを楽しんだりできる。まあネットとか使った対戦とかは無理だけど。利用終了は壁に備え付けられたインターフォンによって行う。

 

利用時間終了の10分前にインターフォンが鳴り、機械音声による通知が行われる。また利用時間終了に退室していなかった場合、「利用時間が終了しました、退室をお願いします。」、それを無視した場合、3分後に「利用時間を超過しております。退室してください。」、それも無視した場合、2分後に今度はインターフォンではなくカラオケの画面が真っ黒になり「サッサトデロ」と赤い文字で表示され、その1分後には「空いた状態」になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

回収された文書

プロジェクト名:カラオケBOXES

製造: 東弊重工社開発部

クライアント依頼:エンターテイメント性のある作品をお願いします。
技術的目的:空間拡張技術および言語入力された条件と投入金額を認識し、適切な空間を生成できるシステムの構築。

方向性:サイズは出来るだけ小さくする方向で。

製造過程:
19██年██月██日 初期プロトタイプ完成。金庫サイズであったがすでに重量が50キロを超えているため、持ち運びは困難。
20██年██月██日 重量問題が解決せず、金庫サイズではなくコインロッカーで再設計。
(以下、10行ほど履歴が列挙されるので編集により削除)
20██年██月██日 最終試作品完成。テスト経過は良好。

(以下の部分は手書きで書かれていました。)
緊急連絡:
財団がこの工場を察知した可能性あり。製品は第3プランで製造します。作業員はいつでも脱出できる準備と優先順位の高い順に物品の退避を。 ██月██日

思ったよりもお早いお着きですね。全物品退避が終了していませんが、我々はこの施設を放棄します。最終試作品は差し上げます。それでは。

ちなみに最後の行は財団到着前に書かれたのが判明している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相変わらず逃げるのもすごいな…

 

ちなみに、このオブジェクトに関してはものすごい数の実験記録がある。

あまりにも実験申請が多すぎます。さらにほぼ私的利用と考えられるものも少なからず見受けられます。確かに実験における金銭の利用は必要経費として計上することは出来ますが、それは有限です。クラスの格下げ申請をして実験の許可制ではなく利用後の報告制にしましょうか… — ████ ██博士 

 

 

SCP-030-JP: 石油喰らい

ポリクイくん ポリッコ

 

SCP-030-JP - SCP財団

f:id:cp-yt:20200905143930j:plain

発見時のSCP-030-JP

 オブジェクトクラス: Keter

 

石油を餌とする昆虫類の一種。20cmくらいの大きさで、白い毛で覆われ、移動能力が非常に低く、力の弱い脚を持っている。また、無変態なので幼虫期から成長してもサイズ以外は変わらない。

 

雌雄同体で、両性生殖と両単為生殖を両方行うことができることに加え、単体であっても3日以内に繁殖可能。さらには一度の繁殖で約300個の卵を産む。マジでモンスターじゃないか…

 

平均寿命は30日程度。死骸は自然分解の速度が極めて遅く、800度以上の高温で焼却し、適切な処理を行わなければダイオキシン類のガスを発生させる。これらから、SCP-030-JPが[編集済]日間石油や石油加工製品を十分に与えられた環境に放置された場合、地球上の全ての陸地が死骸によって埋め尽くされるらしい。やめてくれ。

 

ただし、一定量の石油・石油加工製品を摂取することでポリエチレンテレフタレートの糸を吐き出してくれるというメリットがある。   …え?それだけ?

 

 

このSCP-030-JPは日本生類創研の廃棄した研究施設を発見した際、10000匹を優に超えるSCP-030-JPと一緒に発見されました。また、その時同時にラベルの貼ってある空になった木製の箱が発見されている。下の引用部分は追記?で手書きになっていた。

エコロジー・キャンペーン用試作
ポリクイくん ポリッコ 名前はプレゼンの時に考えよう。とりあえず「ポリクイガ(仮)」で。
これが売れれば更に我々の研究を先に進めることが出来るだろう!
現状サンプルを増やすため繁殖能力を強化
絶対に逃すな!
     ↑ごめん^^;

 

最初の引用雑でごめん^^;

 

 

SCP-619-JP: ミレニアム・タウン

微力ではありますが、笑顔溢れる皆様の助力となれました事、大変嬉しく また誇りに思います。
この笑顔の村が終わりなく続く事を祈り、締めの言葉とさせていただきます。

 

SCP-619-JP - SCP財団

オブジェクトクラス: Euclid

 

長野県に存在する半径600mくらいの区域。区域内は未整備林地帯で、平坦な土地だが人が住んだ記録はない。この区域内をカメラ等で見ると、現実では見えない光景(-A)が映し出される。

 

-Aは外見上寂れた小規模山間集落のように見え、区画正面を通る未舗装道路と、その片方に沿って並ぶ小規模商店街の形態を成した家屋群が観測できる。また、その家屋の多くは明かりがついていてなおかつ、壁面やポール・広場に存在する簡易ステージといった建造物を繋ぐように点灯された提灯コードがかけられている。あと、常に12/31の夜。

 

-A内部には行動能力を持った人型実体(-1)が存在する。現在約400体が確認されており、そのほとんどは中高年から老年。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

探査ログ:619-JP-α-5 Dクラス職員と千賀博士による実験。
記録を見ると、建物の中には”██酒店”、”金具屋██”などがあり小さい商店街のような感じになっている。また、こちら側が話すまでは-1は特に反応はしない。

Dクラス職員が広場のようなところへ。そこは真ん中に鉄パイプのステージがあり、その周りにかなり人がいて、その人たちは話してたり、座ってぼーっとしてる人もいた。奥には”███村公民館”があり、壁の時計は11時50分を指したまま。その下の掛け看板には「ようこそ2000年」「新生███村に関する公表会」。また、あちこちに「あけましておめでとう」と書いてある。辰の置物や松明もある。

んで、ステージ横のテントの机には資料のようなものがある。(β参照)
で、ようやく実験で-1に話しかける。で、その結果そのステージの上に立っている村長に話しかけることになり、そこでアクシデントが発生してしまう。Dクラスが時間が動いていない(というよりかは彼らの時間だけが進んでいる感じ)ということを指摘、矛盾に気付いてしまった-1たちはこの世界(-A)から出してくれと言い続ける。ここでDクラス職員が逃走し、記録終了。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてその問題の資料が

平成11年12月31日

█████村長及び███村の皆様へ

有限会社 如月工務店

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、この記念すべき区切りとなる時に███村の皆様との貴重な絆を結ぶに至りました事、大変喜ばしく思います。
この時代、地方村落の過疎化は全国的に憂うべき問題でございます。人々と自然が調和し、伝統を重ね永くの時を共にしたこのような集落はまさに人々の心の故郷であり、財産であり、永遠に守るべき大切な宝のような存在です。この度皆様のご依頼でありました「永遠に残る███村」のご希望に沿う為、弊社一同心を込めて全力で向かわせていただきました。
本日深夜、記念すべきミレニアムの瞬間に、私達は皆様に「永遠の███村」をご披露致しましょう。
微力ではありますが、笑顔溢れる皆様の助力となれました事、大変嬉しく また誇りに思います。
この笑顔の村が終わりなく続く事を祈り、締めの言葉とさせていただきます。

皆様の今後より一層のご発展を、心より祈念申し上げます。

謹白

これは……

 

 

 

SCP-823-JP: おつきみ

酩酊街より 愛を込めて

 

SCP-823-JP - SCP財団

オブジェクトクラス: Safe

 

自立行動ができる月見団子です。部位は大きく分けて三方部分と団子部分の2つに分けられ、三方は一般的に販売されている物とサイズや素材の違いはない。自立行動を可能としているメカニズムは解明されていない。

 

SCP-823-JPは三方の底面を地面に密着させた状態で移動する。移動速度は約5km/hで、30cm程度の高さまでジャンプすることが可能。

 

また、三方の内部からその空いている穴を通して物体を出現させ自身の感情を表現する。嬉しさを感じているときはススキ、怒りを感じているときは杵が出現する。どちらも三方に合わせてサイズが縮小されていて、上半分のみが三方から露出している。受けた感情が大きいほど、出現した物体を強く振り回す。感情が落ち着くと、出現していた物体は三方に引き込まれる形で消失する。

 

団子部分は三段構造になっていて、一段目に9個、二段目に4個、三段目に1個の団子が配置され、三方と団子の間には奉書紙が敷かれている。団子は白玉粉を用いた一般的なもので、摂食可能。

 

収容室についている窓から満月が見える日、SCP-823-JPがススキを突き出した。が、それを揺らすことはなく、満月が見えなくなるまで一切の動きを見せなかった。また、その時奉書紙が少し濡れていたらしい。

 

また別の日、奉書紙に文章が浮き上がっているのを発見された。その文章が

 

お元気ですか? わたしは元気です。
こっちは夜と雪しかないので、そちらがうらやましいです。
わたしはもう行かなくてはいけません。
なので、この子をあなたに任せます。
寂しがり屋で迷惑をかけちゃうと思いますが、
可愛がってあげてください。

            酩酊街より 愛を込めて

 

 

SCP-1079-JP: TH-G

”TH-G”

 

SCP-1079-JP - SCP財団

オブジェクトクラス: Safe

 

チタンと鉛の合金で形成された円筒状の構造物です。半径は1.5m、全長は約3mで、重量は0.83t。円筒の内部は空洞で、上部にはレーザー光を照射するための穴があけられている。また、上部から約1m下の外周にはスイッチ状の突起が設置されている。

 

内部は、未知の触媒を利用した光共振機で、スイッチ状の突起を押すと、内部からレーザー状の可視光線(-1)を発射する。-1は紫色で、必要な電力の供給がないにも関わらず作動する。あと、最大照射距離は約30m。

 

SCP-1079-JPは東弊重工に対する捜査の一環として、放棄された施設の調査中に発見された。東弊重工は”TH-G”というプロジェクトネームで呼ばれていたらしい。また、これは量産を前提とした兵器である可能性が高い。

 

施設への第二次調査時に発見されたPDFデータの一部。

 

 

 

 

 

 

PDFの抜粋

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「完成予想図」と題された画像


 

 

 

 

 

 

 

 

 

SCP-1308-JP: 反語の林檎

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この写真はSCP-1308-JPを撮影したものではないのか? いや、そうである。

SCP-1308-JPのアイテム番号: はSCP-1308-JPではないのでしょうか? いや、そうです。

 

SCP-1308-JP - SCP財団

オブジェクトクラス: Keter Euclid Neutralized

 

腐敗しないし壊れないリンゴです。自身に関する発言や記述、それに付属する発言や記述を疑問文とそれを否定する内容に改変する。そして、その改変した内容通りに自身を改変する能力をもっていた。…過去形。

 

補遺3:  SCP-1308-JPが発見された研究施設の元職員█ ██氏とのインタビューにてインシデントが発生。異常性が失われました。

 

インタビュー内容は各自で読んだ方が面白い気がする…

 

 

 

 

 

 

 

解説(というか要点を切り抜いた雑ななにか)

█氏: 私はあの出来事を今でも信じられるのか? いや、信じられない。まさしく、あれは奇跡だったのか? いや、そうではなかった。その理由は「あの個体は、自身についての記述を修正し、修正通りに自身を改変する、危険なオブジェクトなのか? いや、そうではない」からだ。

 

丹後研究員: なるほど。大変だったでしょうね、それは。

 

█氏: ああ。正直、あれを生み出したことに激しく後悔している。すまないが、あの林檎をよろしく頼むよ。

 

丹後研究員: 分かりました。では、インタビューを…終了…[3秒間沈黙]あなた、今なんて?

 

█氏: え?「すまないが、あの林檎をよろしく頼む」と言ったが?

 

丹後研究員:それより前です。「あの出来事が奇跡である理由」の辺り。

 

█氏: ええと確か、「あの個体は、自身についての記述を修正し、修正通りに自身を改変する、危険なオブジェクトだからだ」と…[驚愕して]あっ。

 

丹後研究員: あっ。…インタビューを、インタビューを終了します。



<録音終了>

終了報告書: インタビュー後、SCP-1308-JPに関する発言や記述に対する改変は確認されなくなった。█氏はクラスB記憶処理を施し解放。

「あの個体は、自身についての記述を修正し、修正通りに自身を改変する、危険なオブジェクトなのか?」 「いや、そうではない。」

 

 

 

 

 

 

 

 

SCP-1500-JP: 和魂祭

楽しもうぞ 和の魂とともに

 

SCP-1500-JP - SCP財団

オブジェクトクラス: Euclid

 

どっかの地下に存在する石室から、毎日21時から翌2時までの5時間に、ある手順を踏むことで侵入可能な異常空間(-A)で行われている、大規模なお祭り。うん、長い。そのどっかっていうところは、元々蒐集院の総本部施設が設置されていた場所で、蒐集院による封じ込め措置と保護が行われていた。

 

んで、そのお祭りには屋台エリアがあり600以上の出店屋台が出店していて、その内容は飲食は香具師のような娯楽、見世物芸など、一般的な祭りで見られるようなものばかり。が、一部では日本の要注意団体が関与したと疑われる物品が確認されている。

 

神輿エリアでは全長11mほどのソメイヨシノに似た樹がが常に開花した状態で存在している。その四方には四神を模したと思われる全長約5mの祠が4宇ある。また、-A内は無風なのにもかかわらず大量の桜の花弁が舞い散っている。すごい幻想的。

 

また、神輿エリアでは常に神輿を担いだ群衆が、雄叫びや掛け声をあげながら、樹木と祠を取り囲み、不規則に動き回っている。これによって負傷・死亡することもあるが侵入していた人員は2:00(お祭り終了によって石室へ戻されるとき)に蘇生する。

 

また、祭囃子の歌詞が部分的に解読された。

木と花と[未解読] ふして見下ろす[未解読]よ
子らが見上げるわが眼 笑みをたたえる われをたたえる

[未解読部過多につき中略]

懐かしき玩具よ 心地よき青い春よ
[未解読]を紡ぎ ハレをわたす
没す日輪 寄ろう月輪
常世にたたえる [未解読]が統べる

楽しもうぞ 和の魂とともに

 

 

最後に

今回(前回と引き続き…?)すごい雑になってしまって申し訳ない! 

 

引用元リンク

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SCP財団へのリンクです。

SCP-024-JP - SCP財団

SCP-024-JP: カラオケBOXES

SCP-030-JP - SCP財団

SCP-030-JP: 石油喰らい

SCP-619-JP - SCP財団

SCP-619-JP: ミレニアム・タウン

SCP-823-JP - SCP財団

SCP-823-JP: おつきみ

SCP-1079-JP - SCP財団

SCP-1079-JP: TH-G

SCP-1308-JP - SCP財団

SCP-1308-JP: 反語の林檎

SCP-1500-JP - SCP財団

SCP-1500-JP: 和魂祭

 ありがとうございました。

 

 

 

著作権表示

Author: ak1-yorunaga
Title: SCP-024-JP - カラオケBOXES
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CC BY-SA 3.0

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Title: SCP-030-JP - 石油喰らい
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Author: crow_109
Title: SCP-1079-JP - TH-G
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Author: KanKan
Title: SCP-1308-JP - 反語の林檎
Source: http://scp-jp.wikidot.com/scp-1308-jp
CC BY-SA 3.0

Author: 29mo
Title: SCP-1500-JP - 和魂祭
Source: http://scp-jp.wikidot.com/scp-1500-jp
CC BY-SA 3.0

 

週刊SCP財団【解説週:2】

週刊SCP財団【解説週:2】

今回はSCP財団の用語・世界観についての解説をする週です!今週のテーマは「要注意団体-JP」についてです!(有名どころしか…というかこの記事は付属の記事(第19週)で登場した団体+その他ちょっとしか解説していませんのでご了承…)だって本部よりは少ないけどまだまだ数が多いんだもん…

 

目次

 

日本生類創研

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未知と神秘を覆い隠すことで問題がないように見せることに意味はあるのでしょうか。

 

日本生類創研 ハブ - SCP財団

創作サイド。生物の実験を行っており、よく特異性を持つオブジェクトをつくりだしている。さらには、それを売り出したりしていたりする。また、研究が失敗したときにその始末をしなかったりと散々な団体。ちなみにこの組織の目的はいまだ不明。…なにしたいんですかね…。

 

ちなみに凍霧 陽(いでぎり よう)っていう人がいてですね…僕の推しなんです(違います。)

 

 

東弊重工

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東弊重工は皆さんの入社を歓迎します!
ようこそ、守り受け継ぐ技術の担い手たちよ!

 

東弊重工入社式 社長スピーチ書き起こし (全文) - SCP財団

(東弊重工ハブ未完成)

創作サイド。高い隠蔽力を持っていて財団より上という噂も出てたりする…多分。この隠蔽力の高さと、そもそも東弊重工だけで活動が終了(他の団体と関わらないことが多い)ことがあり、基本的にあちら側が情報を漏洩しない限り何もわからない状況。つよい。ちなみに、結構便利なオブジェクトを生み出していて、とあるオブジェクトに関しては財団職員の娯楽と化している…。

 

蒐集院

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 収容サイド。少し昔に存在していた実質的にSCP財団JP支部の前身組織みたいなもの。特別収容プロトコルもこの時に発案されたものが利用されることがあったりする。が、前身組織から財団になるまでに分離した者もいてそれらが問題が起こしていることも…?

 

酩酊街

酩酊街より 愛をこめて

 無属性。異世界にある街・そこに住む人達を合わせて酩酊街。要注意団体とは言うが、あんまり団体として機能してない。ちなみに、無属性なのはここが「酩酊・忘却・停滞」を目的にしているから。ちなみに、ここにいるオブジェクトたちは基本的には安全…なはず

 

 

日本超常組織平和友好条約機構

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財団、世界オカルト連合、日本国は、人類存続の理念のもとに協力一致することを確認する。

 

日本超常組織平和友好条約機構 ハブ - SCP財団

隠蔽サイド。JAGPAT・JAGPATOなどとも。財団・GOCが日本政府と締約した条約によって結成された組織。この組織の目的は日本国内でのオカルト紛争の未然防止、脅威存在情報の共有。また構成人員の6割が財団・GOCからの出向人員。

 

如月工務店

創作サイド。異常建造物や関連物品等などで言及されている団体。明確な活動目的は不明。製作や建造の際、依頼者の要望に積極的に答える。…が、それは予期せぬ負の効果をもたらしている。これが価値観の相違によるものか、それとも意図的なものなのかは不明。また、如月工務店は”鬼”と紐付けて語る資料・証言が一部存在している。

 

警視庁公安部特事課

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無属性。名前の通り、警視庁内部にある組織で秘密捜査機関。日本国政府および先のJAGPATOの方針に間接的な影響を受けている。目的(活動)は、日本全国における要注意団体の動向の把握と行動の抑制、異常実体が社会に対して及ぼす影響の緩和とそれらからの一般市民の保護。…なんだが、官僚組織上の問題や財源・人員・装備不足で活動がほとんどできてない。

 

 

 

最後に

次回の解説週は何を解説していくのでしょうか…。また解説が必要なメイン記事が出てきたら解説週が登場します~ 

 

引用元リンク

メイン - SCP財団

SCP財団へのリンクです。

要注意団体-JP - SCP財団

要注意団体-JP

 ありがとうございました。